うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

かずこのお店「ポイズン」

2017年03月21日 | 日記

私は・・・

私は、母さんを侮っていたのかもしれない。

 

おはようございます。

いつのころからか、母さんを見ていて、

私は、不安を抱くようになった。

物忘れが激しい上に、情緒が不安定で、

なんだか、とっても苦しそうだった。

 

もともと、趣味らしい趣味といえば、

読書だったはずだが、その本に興味を示さなくなり、

もう数十年ライフワークとなっているパチンコへも、あまり行かない。

行っても、負け越してくると、非常に不機嫌になる。

そこは、昔からだが、

不機嫌になって、タチの悪い酔っ払いになる。

そこも、昔からだ。

コラ、母さんめ!

 

出かけてもストレス。

家に居てもストレス。

母さんは、どうやら自分を持て余しているようだ。

 

どうしたもんかと考え、

ある日、毛糸と編み棒を実家に置いてみた。

 

すると、母さんの中の、

眠っていたクリエイティブ精神が、覚醒したのだった。

 

あれよという間に、

売るほど、出来上がった。

これは、母さんの作品の一部にしか過ぎない。

恐ろしい生産性の高さだ。

このままのペースで行くと、

我が家は、上半期の段階で、ニット作品であふれて、溺れてまう。

 

そこで、私は、母さんにある依頼をした。

「母さんや、今度はさ、猫用のボールを作ってくれよ。」と。

すると、母さんは、

「ほっほー、そりゃええ。よっしゃ、作ったる。

いーっぱい、作ったるで。」と。

 

やべっ、やべーと思ったが、小さい物なら大丈夫だと、

思い直していたところに、母さんは、さらに続ける。

「でっかいのが、ええよな。ドッジボールくらいのがええな。」

 

あかん、あかんと焦っている私を、しり目に、

母さんは、ノリノリだ。

「でっかい方が、猫も喜ぶで~。でっかいのがよぉ~。」

 

そんな母さんのキラキラ輝く笑顔を見ていたら、

ボール御殿が、頭の中に浮かんできた。

思いのほか、メルヘンチックだ。

ボールの海に溺れたっていいじゃない。

と、あらぬ事を一瞬夢見てしまったが、

いや、戻ってこい私!と我に返り、

なんとか、小さいボールをと切望した結果、

たった一日で、6個。

実は、姉の家の猫3匹のための4個を合わせて、10個。

 

私は、侮っていたんだ。

母さんの凄さをさ。

 

きくさんや、

せっかくだから、母さんのボールで遊ぼう。

 

 

 

全然ノッてこないので、置いてみた。

ねつらって

 

ダッシュ!

 

アターック!

 

ジャーンプ!

 

楽しそうやんかいさ~

 

よかったやんかいさ~

 

ねぇ、きくさん。

どうして、私が持ってると、ノッてこんの?

きく「お前の顔が気持ち悪いから」

あっ、そこ~?