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還暦直前に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症弁形成術体験記)

還暦を目前にして滋賀医大の浅井徹先生の執刀で僧帽弁形成術を受けました。
私の体験が同病の方の参考になれば幸いです。

健康診断結果を電子データ化

2015年09月06日 | 日記
以前からどうにかしないとと思っていてそのままになっていたこと・・・・在職中会社で受けた健康診断結果や、病気になって以降、病院での診察や採血の結果などが、紙データで何10枚もあります。
プリンターを乗せている二女の勉強机の天板半分が、健診データや古いパソコンから取り外したHDD、以前バックアップに使っていたMD、聴診器などで溢れています。

あらためて健診データを見てみると何度もフォーマットが改定されていて、結構見にくいです。また紙データでは、時とともにどのように変化しているのかもわかりにくい状態です。

いつか整理しなければと思いつつ、それでもついつい先延ばしになっていたのですが、ようやく電子データ化することにしました。

会社での健康診断、病院での診察、退職後に健保指定の施設で受けた健康診断の結果を表計算ソフトで一覧表にしました。やり始めたら半日の作業・・・・

載せたデータは血圧と血液検査データ。会社の健康診断では視力、聴力、メタボ健診、レントゲン、心電図検査もありますが特記事項のみ記載し、紙データは捨てました。

その流れで弁膜症発症後のデータから転記する項目は、それまでのものと基本的に合わせたため、書き切れないデータがたくさんあります。それでこの紙データはファイリングします。術後5年も経つのにまだしてなかった・・・・^^;;;

表を項目毎に期間変化を見てみると、ほとんど変化しないもの、大きく上下するもの、いろいろですね。コレステロールや中性脂肪、白血球数は変動幅が大きいです。そして全項目が基準範囲内に入っていたことは1/10くらいです。ほとんどは1~5項目どれかが外れています。また徐々に上限値に向かって数値が大きくなっているものがあります。

それと若い頃の会社の健康診断時に変なことを言われたことがあるのですが、データを整理していてようやくわかりました。これについては次回。。。。

心エコーデータを見て。。。

2015年09月04日 | 雑記帳(心臓と関係有り)
滋賀医大での診察時には、必ず心エコーデータを受け取ることにしています。略語ばかりなのでなかなか理解が進まないのですが、ネット検索のおかげで知りたいところは、何とか理解できるようになってきました。

毎回気になっているのが、RV systolic pressureの値です。術後も比較的高めなのです。
これは右心室収縮期血圧のことで、東大医学部付属病院のページには最高値が30mmHg以下、平均で20mmHgを超えないのが正常と書いてあります。
一方、一般社団法人 日本血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師認定機構が公表している資料では17-35mmHgが正常値と書かれています。

今回の検査値は前回より5上がって31mmHgでした。前回を除いて毎回30強で、術前は40でした。滋賀医大では35mmHg以上で肺高血圧症と判定していたので、このまま推移すれば大丈夫でしょう。

各弁の状態は以前と変わらず、大動脈弁が漏れ0以外、3つともTrivial(わずかな漏れがある)でした。これも悪くなっていないのでOKです。
駆出率(EF)は73%、正常値は50-80%とされています。

形成術を受けた僧帽弁については
前尖は輝度亢進、肥厚
後尖は可動性低下、または可動性軽度低下
と毎回必ず書かれています。が、画像を見た先生は良い動きで問題ないですよ、と言ってくださっています。
私の僧帽弁は前尖に異常が有りましたが、切らずに縫い合わされているので、厚くなっているのだと思います。それで肥厚と出るのでしょう。

ところで初めて知ったのが左心室拡張末期容積、略してLVEDV、左心室の最大容積のことです。エコー測定モードのBモードとMモードで少し値が異なるのですが、小さい値のBモードの方で91mlでした。
ちなみにMモードでは94.9ml。だいたい牛乳瓶の半分ですね。

これより心臓から送り出される血液の循環量を計算してみます。私の脈拍は安静時で55とします。駆出率が73%ですから1回の拍動で66.4ml心臓から送り出されます。
1分で3.65リットル。
血液量は体重の8%ですから私の場合4.4リットルとなり、
4.4リットルを3.65リットルで割ると1分10秒で体を一巡していることになります。足まで行く血液はもっと時間がかかっていると思いますが、結構目まぐるしいものなんですね。

ちなみに1日に循環する血液量は、5.3キロリットル。
1年では約2000トンにもなります。一生の間には10数万トン・・・・
実際には運動もしますから、もっと大きな値になりますよね。

ということで、面白いことがわかりました(^O^)

ps.
心エコーのBモードとかMモードとか・・・・
心エコーのいろはに説明があります。
Bモード(brightness)法は、プローブからの超音波ビームの方向を平面上で扇型にスキャンする。反射波の強さに応じて明るい点を示す事で、扇型に二次元画像が得られる。
Mモード(motion)法は、弁などの構造物の動きを、時間経過で横方向(X軸)にずらしながらとらえる。
心エコーで用いられる超音波は2~5MHz。


こんな高い周波数とは知りませんでした。

48回目の外来受診

2015年09月02日 | 手術後の外来診察
9月2日は1年ぶりの、手術を受けた滋賀医大での診察でした。今回初めて10時ジャストの診察予約で、診察と心エコーが10時、レントゲンと心電図は受付順。。

早めに行って検査を済まそうと考え、家を8時過ぎに出ました。電車とバスを乗り継いで到着が9時10分。9時頃のバスだと通学時間帯を過ぎているので空いています。去年は9時予約だったので車で行きました。

滋賀医大附属病院の外観


再来受付を済ませ、まずレントゲン。次に心電図と心エコーをまとめて受け付け。レントゲンの受け付けは予約票を提出するのですが、それ以外の検査は機械に診察券を通すと番号札が出てきます。やがて番号がディスプレイに表示されるので、それを見て検査室のドアを開けます。

心エコーの予約は10時ジャストでしたが、9時半に呼んでいただけました。ラッキーです。検査時間は15分。続いて心電図。どちらも予約票は要りませんでした。

そして心臓血管外科の窓口に行き、予約票、診察券、健康保険証・・・・と、入院中に受けた
肺機能検査
血圧脈波検査
手術後の最も早いレントゲン写真
の各データをいただけないか、窓口でお願いしました。理由を聞かれましたが、自分用と伝えました。

心エコーやMRIのデータは退院時にいただいていますが、これらのデータも欲しくなったので。。特に肺機能が知りたくて、ついでに血圧脈波と術直後のレントゲンもいただこうと欲を出しました。

受付40分後ぐらいに診察室から呼ばれました。エコーの動画を見せていただいて
「良い動きですね」
後雑談を数分。心臓は悪くなっていないようです。

受け付け直後に自動血圧計で測った血圧は122/55、これは良い値ですが、脈拍が69と少し早鐘でした。この機械で測るとだいたい130を超える高い数値が出るので、緊張してしまったのです。こんなことで緊張する私もどうかしていますが、その後にiPhoneの心拍数アプリで測るといつも通りの55でした。

診察は15分で終わり、外で待っていると受け付けで呼ばれ、お願いしておいたデータをいただけました。会計を済ませ帰りの電車で、肺機能や血圧脈波のデータをパラパラ見てみました。肺機能は項目が全てアルファベットなので、調べてみないとよくわかりませんが、血圧脈波の方は両足とも動脈硬化の疑いと書かれていました。ちょっとこれは想定外でいささかショックです。こちらも専門用語ばかりですぐには細かいことはわかりません。

手術直後のレントゲン写真は、心臓の形が三角おにぎりみたいでおかしかったです。これは貴重な映像です。この時はまだペーシングワイヤーが装着されていたはずですが、レントゲンには全く写っていませんでした。

12月25日訂正
このレントゲン写真は9月18日撮影のもので、その前日の9月17日にペーシングワイヤーが取り外されていたことが、12月25日にわかりました。したがって写っていなくて当たり前でした。


エコーのデータは今までのものと、これから比較してみます。

そして・・・・5年前入院中に同室になった方と、過去の記事でMさんと書いていますが、その方と退院後初めてお会いできました。Mさんも豆パパじゃないかとお思いだったようですが、声かけてもし、、、私は間違ってたらごめんなさいで、声をかけさせてもらったところやはりMさんだったので、数分間立ち話しました。お元気そうで良かったです。

会計が終わりバス待ちの間、ロビーをうろうろしていると避難訓練の掲示がありました。その横に掲示されていたのがこの病院のライフラインの説明でした。

自家発電、無停電電源、水、ガス等。