還暦直前に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症弁形成術体験記)

還暦を目前にして滋賀医大の浅井徹先生の執刀で僧帽弁形成術を受けました。
私の体験が同病の方の参考になれば幸いです。

辞令が出ました

2013年11月30日 | 日記
昨日の夕方、12月発令の異動が掲示されました。
その中で
有期雇用社員契約終了
氏名および所属
内容 契約終了
発令日 2013.12.31
と掲示されました。

一昨年(2011年)の11月末には定年退職&再雇用による有期雇用社員として採用と掲示されましたが、それから丸2年がたちました。
契約終了ですから、これが最後の辞令になります。

というわけで来月は最終月なのですが、途中の仕事をどう始末するか?
右から左の仕事はもう良いのですが、スパンの長い仕事をどの時点で引き継ぐか、少し悩ましいです。来月はもっと稼働率を低める予定(さらにフェードアウト)なので、来月早々に話することにします。後任者がまだ本気ではなくて・・・・
って何で私が悩まなくてはいけないのか?
そもそも後任者は私より職位が上位なんですから、何らかの働きかけがあってもおかしくはありません。
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先日人事で聞いた手続きのうち
健康保険と介護保険(介護保険料は健康保険料とセットで徴収)は任意継続を申し込みました。
支払い方法は振替しかないので、半年毎の振替としました。
火災保険は解約しました。あらためて県民共済に申し込む予定です。
自動車保険は退職者団体というカテゴリーで、今までと同条件の保険料となります。これは3年の長期契約の途中なので、取り敢えず申し込みました。

健康保険料について調べ直してみたんですが、50万円弱と出た国保の保険料は前提も計算も間違っていて、大幅に下がり30万円半ばとなりました。それでも任意継続よりは高くなりました。

ただいまフェードアウト中

2013年11月23日 | 日記
退職まで後1ヶ月あまりになりました。ほんとに早いっ・・・です、月日の経つのは。
11月ももう20日を過ぎましたから、あと少しだけ。
ただいま、入社して41年と8ヶ月。そのうち30年以上ある一つの仕事をずっと担当してきました。こんなの普通の企業ではあり得ないかな?
後任者への引き継ぎもだいたい終わり、ようやく肩の荷を下ろした感じです。と言うことで、現状はアドバイザー兼プレーヤー。

そしていよいよ週の中頃に人事から呼び出しがありました。内容は退職時のいろんな手続き事の説明です。
健康保険、厚生年金保険、介護保険、失業手当、給与天引きの火災保険と車の保険、住民税。
これくらいかな?

健康保険はいろいろ調べた結果、任意継続にします。厚生年金保険と介護保険の手続きは会社がやってくれます。失業手当に関しては離職票を初めて目にしました。言われるままに住所と氏名を書き、捺印しました。離職票の右半分が離職理由ですが、最下段の「異議無し」を○で囲みました。私の場合は自分から契約更新を断った形なので、自己都合退職になるようです。
自己都合退職では、ハローワークに行って失業手当給付の手続きをしても、手当が出るのは3カ月過ぎてからになります。ただし勤続は長いので150日分の手当はもらえます。失業手当を受け取ると、現在受給権のある報酬比例部分の厚生年金は100%カットされます。つまり両方受け取ることはできないわけで、失業手当と厚生年金のどちらを選択するかは、金額比較した上での選択になります。
でも今まで払ってきた雇用保険料って40年以上になりますから、トータルするとけっこうな金額なんですよね。200万円を超える額です。会社負担分(全体の40%)も含めると300万円台です。もっとも保険なので誰かの役に立っているわけですね。
高年齢雇用継続給付金は、雇用保険から給付されます。

住民税は前年の所得にかかる税金のため(税額は翌年6月に決定され、さらに翌年の5月までかけて支払う仕組み)、再来年5月まで課税されます。
火災保険や車の保険については、OBになっても社員時代と同条件で継続できるようです。保険会社も顧客に逃げられたくありませんから、そうしてるんでしょう。

このごろになって仕事熱心ですねとか、もっと休んだらいいのにとか、いろいろ言われています。
私の周りでも有るだけの年休を完全に取得して退職する社員もいますし、ほとんど取らずに最終日までしっかり仕事する社員もいます。私はその中間かもしれません。

風習として変わってきたのはパソコンが支給されてから、退職のあいさつをメールですます社員がほとんどになったことです。昔は退職日に職場をあいさつ回りする社員をよく見ましたが、今はほとんどいなくなりました。餞別を贈る風習もありましたが、これもすっかり廃れました。

久々に孫

2013年11月17日 | 日記
木曜日夜から今日の11時過ぎまで孫と娘が来てて、とても賑やかでした。
金曜日、娘は孫を置いて仕事に行きましたが、その日の午前、妻は外せない用があったため、私は子守りを兼ねて会社を休みました。
はてさて、どんな子守りになるか楽しみにしていたのですが、しかし普段は午後にしか昼寝しないと聞いていた孫、9時半には台所で転がって昼寝を始め、11時前まで寝てくれました。起きていてくれても良かった、と言うより起きていて欲しかったのですが、こればかりは仕方がありません。
金曜日は天気が悪く洗濯物を部屋に干しましたが、空になった洗濯カゴに入って遊んでいました。
カゴから洗濯物を出して妻に渡したり、しわ伸ばし(?)をしたり、お手伝いしてくれたそうです。

昼食はうどんを作りましたが、一玉の3/4位を平らげました。食べさせるのではなくて、自ら手づかみで食べるんです。これは保育園の方針なので同じようにしました。午後は、爺婆と遊んでくれました。

土曜日は少し遠くの公園に出かけ、動物たちにふれあいました。羊やモルモットは怖がっていましたが、うさぎは大丈夫だったようで、なんとか落ち着いた顔してなでていました。

昼は子供カレーをぺろっと平らげました。遊ばずにちゃんと食べてくれるので大助かりです。
娘が小さい頃は遊んで遊んで(2人とも!)、この何倍も時間がかかったんですが(^O^)

日曜日(本日)は、娘の子連れミニ同窓会(?)らしく、昼前に出かけました。
そのまま帰宅するとのことで、今はすっかり静かです。
月に1回程度会っていると顔を忘れられることは無いと人から聞いています。確かにそのようで、娘が仕事に行ったあと泣かれたらどうしようかと思い巡らしていましたが、その心配はありませんでした。
金曜日、出勤した娘が携帯にメールしてきて
「泣いてない?」
「全然大丈夫」
と返事しましたが、夜になってそのことを話題にすると、少し複雑な気持ちだったそうです。でも娘が帰宅すると甘えまくっていたので、ほっとしたことでしょう。

11/9は2万歩も歩いてしまった

2013年11月10日 | ウォーキング
1年ぶりに琵琶湖湖南地方をウォーキングしました。
JR草津線甲西駅で降り、すぐ近くのスーパーで食料とお茶を仕入れ、川の河川敷で腹ごしらえ、それから歩き始めました。
これがルートマップです。


小学校を過ぎて少し行って左折、すぐ山道になります。振り返り、後ろを向いて撮りました。


山道の途中にある不動明王磨崖仏の案内板


川を渡り、対岸の坂を登ります。


磨崖仏です。


山道を登り切ると大きな道と合流、下り始めにある温泉の入り口


その後ルートを間違え、全然違う方に行ってしまいました^^;;;
散歩中のおじいさんや食堂のご主人に、道を教えてもらいました。何か不思議な感覚で延々と歩いた先の、ある交差点で見つけた観光案内用の看板
これですべての疑問が氷解


伝統工芸会館に立ち寄り、三雲駅から乗車し帰宅しました。帰宅後歩数計を取り出して撮影、カウントは2万歩を超えていました。逆に辿るルートなら、間違えなかったと思います^^;;;


これはもしかして初めてかも。ルートを間違えなければ2万歩は行きませんでした。
私から誘ったのですが、妻も思いきり歩きたいと思っていたそうで、ちょうど良かったです。

病の起源 ~心臓病~

2013年11月08日 | 雑記帳(心臓と関係有り)
10月27日の日曜日、NHKスペシャルで放送された「病の起源」シリーズの第4集は
心臓病~高性能ポンプの落とし穴~
でした。

春に放送された
第1集 がん~人類進化が生んだ病~
第2集 脳卒中~早すぎた進化の代償~
そして秋は
第3集 うつ病~防衛本能がもたらす宿命~
第4集 心臓病~高性能ポンプの落とし穴~

という構成で、いわゆる死因の三大疾病とうつ病が取り上げられました。いずれも録画して見ましたが、うつ病より先に心臓病を見ました。
日本では最も大きな死因はがんですが、世界的には心臓病だそうです。全世界で毎年700万人が心臓病で命を落としています。日本においても心臓病の発症は、過去30年の間に3.5倍に増えているそうです。

人間の心臓には、ほ乳類も同じですが冠動脈があります。しかし爬虫類には冠動脈がありません。では爬虫類の心筋はどうやって酸素や栄養を補給しているのでしょうか?
実は彼らの心筋は隙間だらけで、スポンジのような心筋です。その隙間に血液がしみこむことによって、酸素や栄養が補給される仕組みです。言わば受動的な栄養補給なので、長時間強い運動を続けることが出来ません。それに対しほ乳類は冠動脈により心筋に能動的に栄養補給を行うので、高い運動能力を得ました。心筋も厚く鼓動は躍動的です。
…そして人類は他のほ乳類には見られない、心筋梗塞に苦しむことになってしまいました。
なぜ人類だけが?

人類進化を見てみると、700万年前に人類の祖先は二本足で直立しました。アウストラロピテクスです。直立のメリットは2本の手が自由になったことにより、遠くにまで行ってたくさんの食料を得ることが可能になりました。脳の巨大化はまだまだ後。
直立したことのデメリットは、重力の作用で下に行こうとする血液を、上手く全身に回すのが難しくなったこと。特に脳の血流が足りなくなると大変です。それで交感神経が興奮して血管を縮め、脳の血流を確保するようになりました。つまり直立姿勢の間ずっと交感神経が興奮して、血管を収縮させています。収縮させることは血液を送り出すのに高い血圧が必要なことなので、心臓が疲弊します。普段は意識しませんが、立っている間は心臓に負担をかけ続けているわけです。
それでもまだ太古の昔は、負担がかかっているとは言え許容範囲でした。
その後世界中に散らばった人類は、1万年前に農耕や牧畜により安定した食料生産手段を得ました。以後肉をよく食べるようになりました。肉を食べるとコレステロールをも取り込みます。これが心臓に、さらに大きな負担を強いることになりました。コレステロールにより血管が詰まる→心筋梗塞を発症。

ところが意外なことに人類以外の類人猿、ゴリラの血液中のLDLは人類の1.5倍もあります。しかし、ゴリラの血管にコレステロールは溜まらないのです。人間にだけ溜まるという宿命があります。
その原因物質はN-グリコリルノイラミン酸(Gc)というもので、本来人間は体内に持っていない物質です。しかし、他のほ乳類は細胞膜に豊富に持っています。人類は進化の途中、約270万年前にGcを失ってしまいました。
体に不要なGcが肉の摂取で取り込まれると、血管壁から侵入し免疫反応により炎症を起こします。そこにコレステロールが蓄積し、血管を狭くします。やがては血流が遮断され心筋梗塞になってしまうのです。
他のほ乳類はもともとGcを持っているのでこのような問題は起こりません。人間だけGcを異物と見なし攻撃してしまうためです。
しかし一方で、Gcは神経細胞を結合させる物質を抑制する働きがあると考えられており、Gcを失った人類は脳が発達、巨大化を果たしました。脳の巨大化が始まったのが250万年前、Gcを失って間もなくのことです。アウストラロピテクスの脳は500g、現代人の脳は1500gと3倍になりました。脳の巨大化が知性を生み農業を始め、心臓を病気にする…皮肉ですね。

この脳を巨大化させるべく、生まれる前から心臓は日夜頑張っています。受精して最初にできる臓器が心臓です。それぞれの臓器が育つために血液を循環させます。そしてもっとも優先度の高い臓器が脳なのです。胎児が栄養不良に陥ったときでも、脳にはたくさんの栄養を回し、脳の発育を助けます。そして心臓自身が栄養不良の悪影響を受けるのです。心筋細胞は胎児期に盛んに分裂して増えていきますが、誕生後に増えることはありません。胎児期に栄養不良になると心筋細胞が死んでしまい、本来なら80億個の細胞で構成される心臓が、少ない細胞数で血液を循環させなくてはなりません。生まれた後にどんなに栄養を与えても、心筋細胞が増えることはないため、成人後に心臓病にかかるリスクが多くなります。生まれながらに爆弾を抱えているようなものですね。それで今では、妊婦さんに対する栄養指導も変わってきているようです。

心臓の負担を軽減する方法、以前からも言われていますが歩くことが有効です。血液の2/3はへそから下にあるそうなので、下半身に溜まった血液を心臓に優しく戻すことが重要、それは歩くことにより足の筋肉が収縮するので、その時に静脈が締め付けられ血液が心臓に戻りやすくなります。心臓リハビリに勧められるのが自転車漕ぎやウォーキングですが、心臓が元気になってもこれを習慣化するのがよいと考えられます。

退職後の健康保険をどうしよう

2013年11月03日 | 税金・保険料・医療費等
退職まであと2ヶ月になりました。
再雇用の契約更新をしないと回答して1ヶ月たちましたが、会社からはまだ何も言ってきていません。
手続き事がいくつかあるのですが?

まず気になるのが健康保険です。
定年後も会社の健康保険組合に、継続加入しています。
退職後は国民健康保険に加入するか、2年間継続できる任意継続被保険者を選ぶか…
どちらを選ぶかは保険料によります。というわけで、それぞれの保険料を調べてみました。
まず、任意継続の保険料について。
任意継続では健保組合で決まっている保険料を、すべて支払う必要があります。
保険料は任意継続期間中通して、退職時の標準報酬月額×料率です。
で、具体的にいったい幾らなのか健保組合に聞いたところ、現在払っている保険料の2倍余り。通常は労使折半ですが、会社が従業員より少しよけいに負担している計算です。介護保険は完全折半なのでちょうど2倍になります。
年額にして30万円台半ば。
ただし、前納すると少し安くなると聞きました。
(ただし前納が曲者です)

次に国保の保険料を、自治体のHPに載っている式に基づいて計算しました。
国保は、項目が細かく分かれていまして、
基礎賦課額(医療分)、後期高齢者支援金、介護納付金賦課額と3つの区分があります。
そして各区分に、所得割率、被保険者均等割額、世帯別平等割額が設定されています。この所得割率とか、均等割額、平等割額が自治体毎に異なり、保険料に大きな差があるそうです。資産割という名目で、固定資産税(?)に応じた保険料を支払う自治体もあるようです。
国保は均等割があるため、家族が多いと保険料が増えます。
所得割は、前年(1~12月)の所得に料率をかけて計算します。
それらの合計がある一定の限度を超えても、これ以上は支払う必要がないという上限が、賦課限度額となっていて結構ややこしいです。
介護納付金賦課額は介護保険料とほぼ同義のようです。
さて、これで計算してみると年間50万円弱となりました。

以上見てきたように保険料にかなり違いがあるので、任意継続を選択することになると思います。