還暦直前に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症弁形成術体験記)

還暦を目前にして滋賀医大の浅井徹先生の執刀で僧帽弁形成術を受けました。
私の体験が同病の方の参考になれば幸いです。

お花見~♪

2013年03月31日 | ウォーキング
昨日は琵琶湖疏水沿い(山科)でお花見しました。

諸羽トンネルの出口から下流

諸羽トンネルの出口

諸羽トンネルの入り口

一燈園付近
このあたりでお弁当にしました。
しばらく休憩して、さて・・・・来た道を戻るのもなんだかなあと・・・・10数年前に通ったことのある、小関越えをしようと歩き始めました。

疏水の第1トンネル出口近くの案内板

所々に案内板があります。
ここから数分歩くとコンビニがあり、そのあたりで自転車に乗った中学生の集団に、道を聞かれました。
「琵琶湖に行くにはどう行けばいいですか?」
あれこれ説明し
「ありがとうございました」
「気をつけてね」
気持の良い子供達です。そこから3分も歩くと団地の入り口にさしかかります。まっすぐいく道は広い立派な道ですが、しかし団地で行き止まり、正しくは右に曲がるのですが、よく見ると団地の道にさっきの中学生が。。
けっこうな急坂で、みんな自転車から降りて押しています。
このままほっとくとかわいそうなので、大声で呼び戻し再度説明を。

右に曲がり少し行った先でさらに右に取ると、昔ながらの小関越え。
左は自動車が通れる舗装された、比較的広い道です。
10分ほどで琵琶湖疏水第一竪坑(この真下に疏水の第一トンネルがあります)を通過しました。

それからもダラダラと坂が続きます。息が上がりかけましたが、なんとか休憩せずに10分くらいで峠です。
しかし、あの程度で息が上がりそうになるとは想定外です。
来た道を望む
ガードレールに取り付けられているように見える黄色いものは、多分オリエンテーリング用のポストです。
ここからは下りとなり、途中地蔵堂があり、手を合わせてお祈り。
自転車で登ってくる人に出会ったので、中学生の集団に出会わなかったか聞いてみると、見なかったとのこと・・・まあ、大丈夫でしょう。

アーケードのある商店街を通り、途中に見つけた独立店舗の大判焼屋さんで、大判焼きを買って帰宅しました。
万歩計のカウントは14000歩あまりでした。

「第27回 健脚を血管病から守る公開シンポジウム」に参加

2013年03月29日 | 雑記帳(心臓と関係有り)
先日(2013年3月24日)開催された公開シンポジウムに参加しました。
このシンポジウムは日本各地で開催されているようで、前回は長崎だったようです。
開催日の2週間ぐらい前に主催者からはがきで開催通知が届き、つづいてHPをチェックして詳細を知りました。

会場は800席のホールでしたが、私ら夫婦が着いたときには既にほとんど満席で、皆さん早いなあ。。
というか私たちが着いたのは開始5分前というギリギリ^^;;;

さて、シンポジウムのプログラムです。
1.講演
   1.リンパ浮腫
   2.閉塞性動脈硬化症の病態、カテーテル治療
   3.下肢静脈瘤の最先端治療(レーザー治療)
2.総合討論
3.フェンシング銀メダリストの太田選手による特別トークショー

まずリンパ浮腫ですが左心室から送り出される血を100とすると、静脈から右心房に戻る血は90だそうです。残りの10はリンパ液となって、リンパ管から心臓に戻っていきます。
このリンパ管に狭窄などの障害が起こると、リンパ液がリンパ管から体に滲みだして、主に皮下組織に溜まり、浮腫として表れます。足に表れると、左右で足の大きさや太さが違い、靴のサイズも左右で異なってきたりします。長引いて皮膚の繊維化や象皮症まで進行すると、大変なことになります。ただ、体の表面に表れる病気なので、早期発見は十分可能です。

下肢動脈閉塞は、閉塞した先に血が通わなくなるので冷え性になったり、進むと潰瘍が出来たりします。軽いうちは間欠性跛行などで発見できます。ただしウォーキングの習慣がないと、見つかったときには相当進行していることが多いので、早期発見のためにもウォーキングはお勧めですね。
数値的には、腕と足の血圧を同時測定することで発見が可能です。
健康な人では足の血圧が高いのが普通で、足の血圧が腕の血圧の90%以下の場合は閉塞性動脈硬化が疑われます。ただし、足の血圧が高すぎて140%以上にもなると、下肢動脈の石灰化が疑われます。低すぎると動脈閉塞、高すぎると石灰化、どちらにしてもいわゆる動脈硬化症です。
続いてバルーンやステントによる、カテーテル治療の説明がありました。
私が手術前に受けた検査で、「血圧脈波」という検査がありましたが、多分これでした。「血圧脈波検査」は血圧比だけではなくて、脈の伝わる早さも検査しています。心臓の鼓動が動脈を通じて手や足に伝わる早さを測定しますが、動脈硬化を起こしていると早く伝わるので硬化の程度がわかります。

下肢静脈瘤は、人間が直立生活を始めた頃からの病気ではないかと言われていまして、ギリシャの彫刻にも見られるそうです。この病気自体あまり知識は持ってなく、したがってレーザー治療も初めて聞く治療法でどんな治療なのか不思議でした。よく聞くと静脈瘤になった静脈をレーザーで焼いて、閉塞させる治療のようです。静脈はたくさんあるので他の静脈で代用が利くようです。
冠動脈バイパス手術で、下肢の伏在静脈を取りだしてバイパス用に使ったりしてますし。

ここまで、講演三題で1時間、つづいて総合討論は
参加者からの質問に各講師が答えるスタイルで行われました。
1時間くらいでしたが、参加者からの質問が途切れることはありませんでした。

最後に、フェンシングフルーレでオリンピック銀メダリスト太田選手のトークショー。
自分の考え、自分の言葉で前を見据えて行動されている姿はメダリスト、アスリートとしての矜持が強く感じられました。

終了は13:30頃でしたが、所用が有り早々に会場をあとにしました。

ドラマなどの小道具

2013年03月25日 | 雑記帳(その他)
ドラマを見ていると、家にあるものと同じものが使われているのを発見することがあります。
最近では
ビブリア古書堂の事件手帖の第10話で
主人公が訪ねた先の書棚に置かれていた、中央公論社から刊行された「日本の歴史」の第24巻『ファシズムへの道』含め3冊。
このドラマは(も)録画して見ていますが、このシーンに来た時一旦止めて逆戻しして、コマ送りして、また止めて…細かくチェック。
おおー、家にあるのと同じだぁ~~(^O^)
それにしてもこのドラマでは初めて、家にあるのとおなじ本が登場~!!
この本は1965~67年にかけて、全26巻プラス別巻5巻という構成で発行されました。
私は1972年に第1,2巻を買い、それからしばらくして友人から第4巻を譲り受けました。
友人はセット買いするとのことで。
その後数年間はそのままにしていたのですが、1980年頃に全巻読みたくなって、毎月一冊ずつ本屋から届けてもらうことにしました。
一気に揃えなかったのは、ひとえにお金が足りない…のでした。
結婚して子供も生まれていましたので、4万円もの大金はどこにもありませんでした。
若い頃に買ってれば半額以下で済んだのですが、しょうがなかったですね。

他にはドラマではありませんが
宮崎あおいさん出演のアフラックの2009年頃のCM(アヒルラジオ1春の朝、アヒルラジオ2春の夕暮れ)に使われたレコードプレーヤーも我が家にあります。
CMは知りませんでしたが、Yahoo!掲示板で話題になりました。
投稿した人はアフラックにわざわざ確認されたらしく、そのレコードプレーヤーはCM制作スタッフが撮影用に自宅から持ち込んだということも言ってくれたそうです。
このレコードプレーヤーは、当時と言っても10数年前になりますが、行きつけのオーディオショップの主人の仲介で、中古品と言ってもほとんど新品を手に入れたという経緯があります。
このプレーヤーは各パーツが複数の国とメーカーにまたがったハイブリッド(?)です。

心臓弁の移植治療

2013年03月23日 | 雑記帳(心臓と関係有り)
このような治療法があるのですね。知りませんでした。
臓器移植治療の他に、臓器を構成する部品である組織を移植するという治療が少ないながら行われています。
脳死患者から臓器を摘出することは「臓器の移植に関する法律」で内容が決まっていますが、心臓のような器官ではなく器官を構成する組織については法律で定まっていないそうです。

組織移植の運用基準については法律の代わりに、厚生労働省が作成した”「臓器の移植に関する法律」の運用に関する指針(ガイドライン)”というものが定められています。

そしてその第14に組織移植のことが書かれています。

第14 組織移植の取扱いに関する事項
法が規定しているのは、臓器の移植等についてであって、皮膚、血管、心臓弁、骨等 の組織の移植については対象としておらず、また、これら組織の移植のための特段の法令はないが、通常本人又は遺族の承諾を得た上で医療上の行為として行われ、医療的見地、社会的見地等から相当と認められる場合には許容されるものであること。
したがって、組織の摘出に当たっては、組織の摘出に係る遺族等の承諾を得ることが 最低限必要であり、遺族等に対して、摘出する組織の種類やその目的等について十分な 説明を行った上で、書面により承諾を得ることが運用上適切であること。
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心臓弁は他人のものを移植されても拒絶反応があまり起きないため、免疫抑制剤は使われないこともあるようです。

実際にどのくらい行われているかですが、年間50件程度で、大きな変動はないようです。

私の花粉症対策

2013年03月17日 | 雑記帳(その他)
花粉症の季節到来です。
今年は去年より遙かに多いそうですね。
私は1982年に発症したので、(我ながらよく覚えていると感心!)
32年目になります。。。。。

ちなみに今メインの仕事も1982年から担当中・・・・
過去のいろんな経緯など、客先担当者より詳しかったりします(^O^)

…で、花粉症の対策については、長年いろいろ試行錯誤してきましたが、効果がなかったり、仮にあってもその年だけ…
そしてようやく、まあまあ良いのではないかという対策が見つかりました。
耳鼻科に行ったことはありますが、どうも二度と行く気にならないんです。

そして、その対策とは・・・・甜茶です。←安くて良いです(^O^)
甜茶にも種類があり、花粉症に効くのはバラ科の甜茶に限るそうです・・・・
もっとも日本で売っている甜茶は、ほとんどバラ科のものに限定されています。
また、ビフィズス菌(BB536)が良いとも言われてまして、BB536入りヨーグルトを大分前から食べていますが、食べる量が少ないせいか、効果はよくわかりません。

ただし甜茶の効果に関して厚生労働省の調査によると(ちゃんと調べてるんですね)
効く人の割合は14%
効かない人は51%
よくわからない人が35%
だったということで、効く人の割合はそれほど高くはありません。
私はこの14%に入った訳で、かなりラッキーと言えるかも。

甜茶をどのように飲んでいるかというと、
甜茶2g入りパック2個を、1200mlの沸騰して火を止めた湯に放り込みます。
放り込んでそのまんま放置。パッケージには2~3分煮出すことと書いてあったりしますが、そこまでしなくても抽出されるようです。
冷えてから500mlサイズのペットボトルに入れ、会社に持参し、1日かけて飲み干します。

今年は寒い日が続き、いつから飲み始めようかと探っているうちに、8日の金曜日に急に暖かくなりました。
暖かくなりそうだということで、慌ててその日から飲み始めました。
しかしこの日はクシャミ、鼻水でボロボロでした。

症状が落ち着いたのが月曜日でしたから、効果が出始めるのに4日ほどかかっています。
BB536入りヨーグルトは昨日から朝晩各1カップ(80g×2)食べ始めました。
毎日120g以上食べると良いと書いてありました。

それでも症状を完全に押さえ込むことは出来ませんが、
鼻をかむのが1日10回以下
目薬は1日3回程度
鼻づまりもひどくはならないので夜眠れる

ということで、まずまず効果は出ているのではないかと思います。

28回目の外来受診

2013年03月15日 | 手術後の外来診察
本日3月15日は退院後、通算28回目の外来でした。
次の次は30回目かぁ~~
着々と回数を重ねつつありますね(^O^)

このところ診察日は毎回金曜日に休暇を取っています。
病院通いと言うと休みやすいし・・・・(笑)
まあ、そんな小心なことはありませんが、今年に入ってからは頑張って休暇取得に励んでいます(^O^)
その分普段はいささかハードだったりするのですが、こればっかりは文句を言ってもしかたがありません。
でも仕事を移管する作戦は少しずつ進んでいます。

さて、今回の診察ではまず前回の採血の結果から・・・・
まずコレステロールですがLDL、HDL共に低く、リバロ錠を減らすことになりました。
現在1日1錠ですが、それが半錠に。
リバロ錠はコレステロールを下げる薬ですが、心臓にもいい効果があるのでゼロにはしない方が良いでしょうとのこと。
次にBNPですが、術後半年後には一旦基準値の18.4以内に収まったのです。
なのに再び超えた状態(25~35)がずっと続いていたのが、16.4に改善しました。
全くの予想外でしたからとてもうれしいです。
ただしうんと年寄って80歳とか90歳になると、年齢的な原因により誰でも100を超えるそうです。
尿酸値は初めて上限を少し超えましたが、わずかなので今回は様子を見ましょうとのこと。
血糖値は下限値70を下回る61でたまに下回るのですが、過去のデータを見ると低めのようです。

血圧はやや上がって134/78でした。

今回は予約が9:00で診察開始後2番目に呼ばれました。
会計も処方箋受け取りも順調に進み、病院を出たのが9時半前。
薬局も空いていて10分もかからず、帰宅したのが10時過ぎでした。

家に戻ってまずは薬のチェック。
リバロ錠が今回より半錠になったわけですが、こんなパッケージです。
薬局で半錠に切り分けて半錠ずつ袋詰めしてくれているのですね。助かります。

健康寿命

2013年03月09日 | 雑記帳(その他)
「健康寿命」という新しい寿命の指標があるそうです、というか、あるんですね。

この健康寿命とは、「介護を受けたり病気で寝たきりにならず、自立して健康に生活できる」年齢のことと定義されています。
まあ、自己完結で生きていられるという意味になります。

この健康寿命は2010年において
男性:70.42歳
女性:73.62歳
だったそうです。
同年の平均寿命は
男性:79.55歳
女性:86.3歳

となっています。どちらの寿命も女性の方が長いのですが、意外に思ったのは平均寿命の男女差より健康寿命の男女差がかなり小さいことです。
これから読み取れるのは、男性では9年余り、女性では約13年もの長期にわたって日常生活に介護が必要なことです。
つまり、自力で生きているわけではなくて、生かされている期間が相当の長期にわたるってことなんですね。

私の親父は80歳までは医者通いしていませんでしたが、その後脳梗塞を患い、88歳で逝きました。
8年ほど、介護施設で世話になりました。
親父の年齢までは生きたいと思いますし、出来るだけ自力で生活もしたい。
大切なのは栄養のバランス、適度な運動と日常の健康管理につきるでしょうか?
毎日食べるもので体が出来ていることを考えると、食生活も疎かに出来ないと思います。

何気なく過ごしている日常のすべてが健康寿命につながることを、肝に銘じておく必要があるのでしょうね。