全天で1等星(太陽を除く恒星)は21個あります。
が、しかし、日本からは全く見えないか、あるいは九州、沖縄まで行かないと見えない1等星もあるため、東京近辺で見える1等星はもっと少なくなります。
1等星を全部挙げると
アークトゥルス、アケルナル、アルタイル、アルデバラン、アンタレス、カノープス、カペラ、ケンタウルス座α星、ケンタウルス座β星、シリウス、スピカ、デネブ、フォーマルハウト、プロキオン、ベガ、ベテルギウス、ポルックス、みなみじゅうじ座α星、みなみじゅうじ座β星、リゲル、レグルス
です。
このうち日本からほとんど、あるいは全く見えないのは
アケルナル (北緯33度以南で見える)
ケンタウルス座α星 (北緯29度以南で見える)
ケンタウルス座β星 (北緯29度以南で見える)
みなみじゅうじ座α星 (北緯27度以南で見える)
みなみじゅうじ座β星 (北緯30度以南で見える)
の5個で、他は国内のどこからでも・・・は見えないようです。
1等星というのは明るさが1.5等より明るい星の総称です。0等とかマイナスの等級もありますが、習慣で1等星と言われています。
目で見て明るい順では
シリウス (-1.47等)
カノープス (-0.72等)
ケンタウルス座α星 (-0.1等)
アークトゥルス (-0.04等)
の4つがマイナス等級で特に明るい星です。現在見える恒星ではアークトゥルスが最も明るいです。
逆に、暗い順では
レグルス (1.4等)
みなみじゅうじ座β星 (1.297等)
デネブ (1.25等)
フォーマルハウト (1.16等)
はくちょう座のデネブは1等星の中では3番目に暗いんですね。確かにベガやアルタイルと比べると明らかに暗いです。
しかし絶対等級と言う、本当の明るさでの明るい順では
リゲル、デネブ、カノープス、ベテルギウスの順になります。
リゲルやデネブは桁違いに遠いので(リゲルは860光年、デネブは1400光年、ベガやアルタイルは30光年以下)、桁違いに明るくても目で見た明るさは同じくらいになってしまうのです。
ちなみにこの21個の1等星は、全て太陽より明るいです。
明るさは太陽の10万倍以上から1.5倍と様々です。明るい双璧がリゲルとベテルギウス、暗いのがケンタウルス座α星です。ケンタウルス座α星は太陽系に最も近い恒星として知られています。
太陽は案外暗い(といってもごくありふれた)恒星なのですが、暗い分エネルギー消費が少ないので寿命は長くなります。太陽は燃費が良いので百億年以上の寿命がありますが、リゲルやデネブは1億年いくかどうか、というくらい極端です。
そう言えば、火星がだんだん東に移動していて、土星とアンタレスに接近しつつあります。この3個で小さな3角形を形成していますが、長く伸びた3角形から正三角形に近づきつつあるのです。というわけで惑星の移動を目の当たりにしています。
1週間ほど前の7月20日午後8時05分の西の空です。
が、しかし、日本からは全く見えないか、あるいは九州、沖縄まで行かないと見えない1等星もあるため、東京近辺で見える1等星はもっと少なくなります。
1等星を全部挙げると
アークトゥルス、アケルナル、アルタイル、アルデバラン、アンタレス、カノープス、カペラ、ケンタウルス座α星、ケンタウルス座β星、シリウス、スピカ、デネブ、フォーマルハウト、プロキオン、ベガ、ベテルギウス、ポルックス、みなみじゅうじ座α星、みなみじゅうじ座β星、リゲル、レグルス
です。
このうち日本からほとんど、あるいは全く見えないのは
アケルナル (北緯33度以南で見える)
ケンタウルス座α星 (北緯29度以南で見える)
ケンタウルス座β星 (北緯29度以南で見える)
みなみじゅうじ座α星 (北緯27度以南で見える)
みなみじゅうじ座β星 (北緯30度以南で見える)
の5個で、他は国内のどこからでも・・・は見えないようです。
1等星というのは明るさが1.5等より明るい星の総称です。0等とかマイナスの等級もありますが、習慣で1等星と言われています。
目で見て明るい順では
シリウス (-1.47等)
カノープス (-0.72等)
ケンタウルス座α星 (-0.1等)
アークトゥルス (-0.04等)
の4つがマイナス等級で特に明るい星です。現在見える恒星ではアークトゥルスが最も明るいです。
逆に、暗い順では
レグルス (1.4等)
みなみじゅうじ座β星 (1.297等)
デネブ (1.25等)
フォーマルハウト (1.16等)
はくちょう座のデネブは1等星の中では3番目に暗いんですね。確かにベガやアルタイルと比べると明らかに暗いです。
しかし絶対等級と言う、本当の明るさでの明るい順では
リゲル、デネブ、カノープス、ベテルギウスの順になります。
リゲルやデネブは桁違いに遠いので(リゲルは860光年、デネブは1400光年、ベガやアルタイルは30光年以下)、桁違いに明るくても目で見た明るさは同じくらいになってしまうのです。
ちなみにこの21個の1等星は、全て太陽より明るいです。
明るさは太陽の10万倍以上から1.5倍と様々です。明るい双璧がリゲルとベテルギウス、暗いのがケンタウルス座α星です。ケンタウルス座α星は太陽系に最も近い恒星として知られています。
太陽は案外暗い(といってもごくありふれた)恒星なのですが、暗い分エネルギー消費が少ないので寿命は長くなります。太陽は燃費が良いので百億年以上の寿命がありますが、リゲルやデネブは1億年いくかどうか、というくらい極端です。
そう言えば、火星がだんだん東に移動していて、土星とアンタレスに接近しつつあります。この3個で小さな3角形を形成していますが、長く伸びた3角形から正三角形に近づきつつあるのです。というわけで惑星の移動を目の当たりにしています。
1週間ほど前の7月20日午後8時05分の西の空です。