☆★今日のショット★☆

綺麗なお花や美味しいたべものなどあれこれあれこれ載せて行きたいと思います。

三島由紀夫vs東大全共闘

2020-03-24 14:13:06 | 映画・演劇・美術館
 

22日日曜日、突然映画を観たくなって、札幌に観に行きました。
全共闘世代とは一回りも下の世代だけれど、若い頃所属した劇団で学生運動をモチーフにした演劇に携わったり演じたりした経験があったので、とても興味がありました。

三島由紀夫の割腹自殺と言うセンセーショナルなニュースが流れてきたのは、小学生の頃。
この時代に刀で自決なんて、時代錯誤も甚だしい極右翼だと刷り込まれました。

左派と右派の討論会は東大駒場キャンパス。
東大生1000人が集まります。

最初、双方とも緊張感がある面持ちだったが、1000人の学生達が、三島の言葉を聞き逃すまいと静かに聞き入っています。

えっ!と思う。
ヤジや怒号が飛び、相手の言葉を消す様な荒れた討論会になると想像していた私。

三島は丁寧に、時にユーモアを持って論じます。
学生達の反論も、最後まで聞き、それに対して真摯に向き合って自分の意見を言います。

時に空間の話や、国籍の話に逸れていったり。

そして最後には全共闘との共通点も見出します。

思想的なことは抜きにして、三島由紀夫ってとても魅力的な人だと感じました。

人間同士、意見が合わない人と向き合って討論することって、今は無いよね。
ネットで、一方的に攻撃するよね。正義を振りかざし。
向き合って対等に議論する事って、相手を理解する上で必要な事だと思います。


全共闘は、世代が違い、その渦の中にいたわけでは無いので、本当の事は分かりませんが、
三島由紀夫と東大生の熱量に、圧倒された2時間でした。

ちなみに、この映画のナビゲーターを、東出昌大が務めました。
映画の記者会見後、彼は下衆な質問を浴び、ワイドショーの格好の餌食になった様です。
インタビュアーは誰1人、この映画に触れる事は無い……違和感というか、呆れると言うか……
映画を作った人に失礼と言うか……興味無いんだな。

コロナの影響で、席はガラガラだと思っていました。
隣の席は1つ空けてあったけれど、全体的には埋まるくらい入っていました。

思い立って札幌まで観に行って良かったです。

行きのJRはガラガラでした。

映画が終わってから、ガーデナーと一緒にスイーツを食べに行きました。

 
毎日同じ事の繰り返しで、鬱鬱としていたので、気分転換になりました。





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