☆★今日のショット★☆

綺麗なお花や美味しいたべものなどあれこれあれこれ載せて行きたいと思います。

映画「ミッドナイトスワン」

2020-10-08 07:03:00 | 映画・演劇・美術館


これを観たガーデナーから、ぜひ観た方が良いと紹介された映画です。
旭川で上映されているか調べてみたら、永山にあるスーパー、ウエスタンパワーズ内のみで上映されている事を知ります。
遠い〜。車で50分くらい掛かるよ〜。
何でこんな郊外の、車でしか行けないところに映画館があるの〜?ぶつぶつ心の中で文句を言いながら出かけました。

ニューハーフショークラブで、白鳥の湖を踊る4人の踊り子。
その中に凪沙(なぎさ←草彅剛)がいる。
凪沙はトランスジェンダー。
以前は男として会社勤めをしていた。

ある日、広島の母から電話が来る。
虐待を受けている親戚の子が居るから、少しの間預かってくれ、と。

中学生の一果(いちか←服部樹咲)が、やって来る。
彼女は親から虐待を受け、殆ど喋らない少女だ。
嫌々預かった少女に、冷たい?態度をとる凪沙である。

ある日一果は、近所にバレエ教室がある事を知る。
体験できると知って、参加。
でも、お金が無くレッスンは受けられないと諦めていた時、バレエ教室に通っていた友人が怪しいアルバイト先を紹介し、レッスンを受ける事になる。

ある日、一果は警察沙汰になり警察に呼ばれた凪沙が、初めてバレエの事、アルバイトの事を知る。
一果が心配で店に連れて行った凪沙。
店の舞台で一果の踊りを見た凪沙は感動する。
LGBTについていろんな嫌な思いをしたり、ロングヘアを切って運送の仕事をしたり、
彼女にために必死にレッスン代を稼ぐ。
けれど、一果の母親が一果を広島に連れ戻す。

⭐︎芽生えた母性と、バレエの世界で輝く道筋をつけてくれた凪沙。
見つめ合う2人の眼差しが美しく切ない。その気持ちが真っ直ぐに伝わり、涙涙でした。

草彅剛、凄いです。渾身の演技です。
服部樹咲、手足が長く、踊りも美しい。

LGBTについて、私もどこまで理解できるか、という思いもあります。
そしてこういう映画は好き嫌いがハッキリしていて、拒否する人もいると思います。
私はこの映画、切ないけど好きです。
以前、踊り子が恋をするのだけれど、後半に男性だと分かる映画があったの。
同じ映画を観た人が、そのシーンがショックで、ガッカリしたと言っていた。
私は人間愛に溢れた素敵な映画だと思ったのだけれど。

凪沙が「母」として、一果を送り出した。
最後の方のシーンは、ネタバレになるから書かないし、
思い出す度泣けて書けない。

草彅剛、この役素晴らしい。
骨格が男性的で、化粧をするとLGBTの役だとすぐ分かる。
ジャニーズ事務所に居たら、受けない仕事かも😅

久しぶりに映画館に行ったけれど、心揺さぶられる映画を観ました。
切ないけれど、心温まる映画でした。
いっぱい感想はあるけれど、ここまでにしておきます。
コメント
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