橋の模型です。簡単な橋台、桁も作りました。
以前地図作製の仕事をしていたことをここに書いた記憶があるが、目と腰の調子が思わしくなく転職した。帯広の土木の会社で、道路や河川に関する構造物を作る会社だった。
設計部門に所属していた私は、主に橋の高欄（手摺り）を手がけることが多かったため、そのノウハウを生かして今回模型作りを任されたのだ。
講義の時間は余り取れないため、設計や作図の事は口頭で説明し、1/20の大きさで、9.8mの橋を作ることになった。材料費は高額にならないように、高欄のみスチレン（硬質プラスチック）でつくり、あとは発泡スチロールとデザインの時間に余ったキャンソンボードを使っての作業だった。
自分で作るのだったら簡単だが、学生に説明するのはなかなか難しい。
だって彼らは現場を知らないから、プラモデルを作るかのような雰囲気なんだもの。
でもそこから好奇心が生まれるんだよね。
こういう物を作らせると、将来は誰が現場監督向きか、技術者になるかがハッキリ解る。座学では見えないもう一つの姿だなと思う。
今日の午後３時頃、４班に分かれて作った模型が完成した。
最後の部材が載って完成すると、やんややんやの拍手喝采！！！
「カックイイー」
近くで見るとアラもいっぱい見えるが、それらしく見える・・・と思う。
本格的な模型作りって初めてだった。設計図、製作図の仕様書を作るのがものすごく大変だったけれど、与えられた時間を無駄なくきっちり使って終わることが出来て良かったナーと思う。
