会社で不祥事が起きた時、責任者や担当者が記者会見でカメラに向かって謝罪するシーンをよく見かける。
昔はこんなことはなかったので、とても違和感を感じる。
記者会見なので、出席者は各メディアの記者たちであろう。
当該事件の被害者でもなんでもない。
それに向かって頭を下げるわけだから、謝る当人たちも不本意に違いない。
テレビで見ているほとんどの視聴者も、直接の被害者ではない。
そんなことは、被害者集会の席上でやって欲しい。
「とりあえず、頭下げとけばいいかな。」
そんな意識も見え隠れする。
今日も有名なホテルチェーン「リッツ・カールトン」の責任者が、記者会見で謝罪していた。
「メニュー表示の単なる間違い」「従業員の教育ができていなかった」
頭を下げたのに、見苦しい言い訳を並べていた。
こういう形がテレビで定着してしまうと、なかなか変えるのは難しいかも知れない。
「あいつら、記者会見で頭も下げなかった。けしからん。」
そんな考え違いをするバカな視聴者もいるに違いない。
だが、あえて言っておこう。
テレビに向かって簡単に頭を下げるんじゃない。
「大変、申し訳ありませんでしたっ」
「よし、あい分かった。」
「全員、打首獄門(死刑)の上、お家断絶(会社は解散)とする。」
頭を下げるなら、そんな沙汰を覚悟の上でやって欲しい。
ハンドルネームに使っている「まかなー」という名前は、家庭内新聞「やぎさんゆうびん」に由来している。
1994年発行の「やぎさんゆうびん第13号」には、以下のような記事がある。
・・・3歳の息子が台所に来てお菓子のある棚を見上げ、腕組みのマネをしながら「まかなー?」とつぶやいた。「どれかなー?」「おかしいなー?」「まだかなー?」
いろいろ説があるが、さだかではない。
おなじ年に発行された第15号では、
・・・前の号に登場した「まかなー」の意味は「どれかなー」だったようだ。
1カ月の間にちゃんと訂正された。子供の学習能力はすごい。
もっとも我が家ではまだ、まかなー語がはやっている。
「ママ、毎日掃除しなさいよー」「まかなー?」
「パパ、玄関の電気がつけっぱなしよー」「まかなー?」というふうに使う。
本当はネットの上だけで使うはずの名前だった。
本名をオープンにするのは、セキュリティーを考えるとあまりよろしくないからである。
いつの間にかリアルでも、「まかなーさん」と呼ばれるようになってしまった。
本当の名前を知らない人や、忘れている人もいるみたいだ。
実名で呼び合うのは、テニスの仲間くらいかな。
「ドメスティック・バイオレンス(家庭内暴力)」は、一方的に夫から妻に行使されるものだと思っている諸兄がいるかも知れないが、それは間違いである。
当家では、一方的に妻から夫に向けられるているからである。
今日もたまたま目についた太ったお腹を見て、ちょいとからかってみた。
「おー、もう5ヶ月くらいですかねー」、お腹をさすったらパンチとケリが返ってきた。
その辺は予想していたので、素早くかわして反対に少しだけ反撃してみた。
案の定、倍返しというか十倍くらい返ってきた。イテテテ。
普通はそのような危険な行為はしない訳だが、ちょいと酔っていたのかも知れない。
普段から、妻から夫に対するこのような暴力的な行為は、日常茶飯事である。
ちょっとしたことでも、すぐに「おでこピン」などが襲ってくる。
本人は気がついていないようだが、はっきり言ってわがままである。
自己中心的である。自分本位である。「イラチ」である。
「イラチ(イラ血)」というのは、いつもイライラしていて他人に当たり散らす性格のことを言う。
うちの奥方の場合は、当たり散らす相手は夫に限られている。
外に出て行くと、いつも夫に奉仕している貞淑な妻を演出しているからである。
他の人に内情を話しても、「まー、夫婦仲がよろしくて」とか、「奥様を大事になさっているんですね」とか言われて相手にしてはくれない。
ちょっと違うと思うのだが、他人から見るとそう思えるのかも知れない。
ずっと昔から愛用している椅子がある。
一人用の椅子で、「ラウンド・リクライニングチェア」と、古い説明書には書いてある。
買ったのは、昭和56年(1981年)ごろだから、もう30年以上も使っている。
椅子というのは毎日、しかも長時間使うものだから、随分と長持ちしている。
とはいっても、平成2年(1990年)にはクッションだけ取り替えた。
今はカバーもボロボロになったので、奥方お手製のカバーをかけてある。
リクライニング用の部品にも不具合が出たので、ジョイフル本田で買ってきたボルトとナットに取り替えた。
製造元は、「日本発条」という会社。
その後「オスロー」という名前で販売していたが、今はもう家具は作っていないようだ。
ネットによると、今もバネを作っている世界でトップのメーカーらしい。
この椅子を、なぜそんなに長い間使っているかというと、とても座り心地が良いからである。
テレビを見る時は、いつもこの椅子で見る。
長時間座っていても疲れないし、左右に回転するのもとても便利だ。
リクライニングもほぼ水平になるので、テニスの後の昼寝もこの椅子に座ったまま。
疲れている時は、文字通り死んだように眠ってしまう。
「安楽椅子」という言葉があるが、まさにそれである。
いつかこの世からおさらばする時も、きっとこの椅子の上で動かなくなっている姿で発見されるに違いない。
我が家では、奥方お手製のそば殻の枕を使っている。
体重とかには関係なく、夫の分は少し大きめ、妻の分は少し小さめに作ってある。
そば殻はいっぱいに入れないで、少し余裕を持たせる。
なぜかと言うと、自由に形を変えられるようにするためである。
仰向けに寝ている時は、真ん中を少し凹ませてそこに頭を置く。
横向きに寝るときは、頭は低め、顔の方を少し高めにして寝る。
市販の枕は一般的に高すぎるので、首を痛めることがある。
そば殻の枕は、自由に形を調節できるところが優れている。
他に、熱を逃がす効果が大きい、適度な重さがある、感触が良いという利点もある。
枕カバーは毎日取り替えることが望ましいが、朝はいつも忘れ去られている。
仕方がないので、自分で外して洗濯機に放り込む。
夜はもちろん、自分でカバーを取り付ける。