空気の澄んでいる夜には、夜空にたくさんの星が見える。
それらの星々は、とてつもなく遠くにあることをご存知だろうか。
一番近くの恒星「ケンタウルス座アルファ星」でも、4光年先にある。
光の速度で4年かかる距離である。
例えば10万光年という遥か彼方の星を見ている時、私達は10万年前の姿を見ているわけである。
今この瞬間、星が超新星になって爆発したとしても、それが見られるのは10万年後ということになる。
そんな話を、昔、父としたことがある。
父がかなり高齢の時だったと思う。
「10万光年先の星だ」と言ったら、即座に、「では10万年前の光を見ているわけだ」との返答があった。
「ああ、この人はとても頭のいい人だな」と、感心した憶えがある。
このような話を、今日の食卓で話題にしたところ、奥方は全く理解できなかった。
こんな話は誰も理解できないだろうから、息子にも聞いてみようということになった。
「ここに靴べらがあるだろ。この靴べらが見えるのは、光があなたの目に届いたから」
「もしこの靴べらが10万光年先にあったら、靴べらが見えるのは10万年先になる」
などと言われて、なんとなく納得したようだ。
そんなに分かりやすい説明とも思えなかったが。
今日の話題は、奥方がとても頭の悪い人だと言う意味でないので、念のため。
最新の画像[もっと見る]
- 熟女たちのかわいい音楽発表会 9年前
- 自転車のカギ 9年前
- 歌舞伎町にゴジラ出現 9年前
- 春の装い 9年前
- かつお節削りオカカ22011号 9年前
- 1000円時計 10年前
- 2つの時計 10年前
- テニスの腕バンド 10年前
- 我が家の芸術品その2 10年前
- 我が家の芸術品その2 10年前