まかなーのブログ

今はブログより「フェイスブック」とか、「ツイッター」とかが主流になって「ブログ」は時代遅れかも知れませんね。

防火扉

2013-10-15 21:44:05 | 日記

福岡の整形外科医院で火事があり、入院患者8人と元院長夫妻2人の合わせて10人が亡くなった。
原因は電気器具の不具合で、出火と同時に大量の煙がビル内に充満して被害を広げたらしい。
出火元は1階、患者たちが寝ていたのは2階だったので、防火扉がちゃんと閉まれば被害は少なかったのではないかと言われている。
ビル管理の仕事を、5年ほど務めたことがある。
防火扉や防火シャッターは、年に1回か2回必ず業者に点検してもらうものだと思っていた。
この病院は30年以上、点検、整備していなかった。
どうやら、小さな規模の建物では義務付けられていないみたいだ。
防火扉は最初から閉じるように作られており、それを熱で溶ける部品で止めているという構造になっている。
福岡の病院の場合、その部品は溶けていたが防火扉は閉まらなかった。
その後の調べでは、手で押さないと扉が動かなかったという。
建物の中の施設管理を担当する、あるいは考える人がいなかったということになる。
遠い九州の話で済むことだろうか。
巨大地震などの大災害が起きた時に、真っ先に被害が起きるのはこういった建物に違いない。
小さなビルの中に沢山の人がいて、しかもちゃんとした点検整備がされていないところ。
そんなところが、実は都会の中で一番危険な場所なのかも知れない。