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山中教授のIPS細胞と国家戦略

2012年12月11日 08時14分47秒 | その他
大仰なタイトルになってしまいましたが、今日の朝7時台のラジオで聞いたことです。家を出るのが早いと、このYBCの番組が聞けます。山中教授がIPS 細胞によってノーベル賞を受賞しました。日本人として19人目だそうで、おめでたいことです。
その中で、アメリカがこのIPS細胞の研究に2000億円を投入、フランスも目の色を変えて研究に拍車をかけているということでした。翻って日本では10年間に300億円の予算だそうです。これでは、他の国から負けてしまうのではないかというような話でした。何故成長産業として、国家プロジェクトによる、大々的な戦略が立てられないのかと。(倫理的な問題はさておき)

同感ですね。
少し前に、なぜ2位じゃだめなんですかという言葉がはやりましたが、1位と2位では天と地の差なんですね。

『失敗の本質リーダーシップ編』中ほどまで来ました。その中で、リーダーの養成課程で最も必要なのは、リベラルアーツ教育だと言っています。すなわち、歴史、哲学、文学、宗教、などを勉強し、自分の頭で考える訓練をすること。

幕末の志士上がりの明治維新の指導者たちは、幼児から四諸五経、読みかけそろばん、剣術、座禅など日本的なリベラルアーツの機会に恵まれ、近代日本のリーダーを育てたのは、政治哲学、歴史、文学等であった。
今後のリーダー教育においては、古今東西の古典や、歴史を含めた幅広い教養教育が再構築されるべきであり、深い人間観、世界観、歴史観を育てる真のリーダー教育の確立が待たれる、とあります。

アメリカの教育機関ではそんな教育が以前から重視され、それが大東亜戦争時の日米の指導者の違いであり、大局観に立った戦略ができたかどうかにつながっているということでした。

振り返って、わが日本の今の指導者たちはどうなんでしょう。文学、哲学、歴史などの素養を身に着け、大局観のある政治をやっているのかどうか。


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