1月・2月の自句

1月は久しぶりに4句採ってもらえて嬉しく思っています。いくら趣味でもあまり成績が振るわないと意欲が失せますので…。母からは対して頑張ってない割にはコスパが良いとは言われていますが(笑)。一介の主婦が趣味にそんなにお金や時間は割けないですよね？

【1月号】
引く波に被さる小波秋袷

秋めくや沼の濁りに魚の影

盆芝居滅びゆくもの愛しめり

手を出して雨粒まばら西鶴忌

【2月号】
世に疎き主婦となりおり零余子飯

冬菫犬に日向のにおいあり

針置きて欠伸殺すや一葉忌

西鶴忌・一葉忌と忌日の季語を使った句が連続で採用されたのには手ごたえを感じました。著名人の忌日を使うと、その人の個性・人生が句に大きな影を落とすので使い方は難しいと思います。