高千穂峰のミヤマキリシマ

山の案内　歩き日記

高千穂峰のミヤマキリシマは、今が見頃、次週日曜日（１３日）までは・微妙かな？ 　高千穂峰のお鉢の火口壁にへばりついて、厳しい環境の中、たくましく必死に生きてる、ミヤマキリシマを見たいと思い高千穂峰に登ることにする。朝、準備していると登山と察知したレットさんがついて回る。  準備ができ赤いパンダナを首に巻いてやると、興奮度が一段と高まり、目がぎらぎらするレットさんであります。登山口７時４５分着、８時登山開始。車載温度計１５度。風があり体感温度はそれ以下か。今日は、登山者が多いのでレットさんにリードをつける。 　登山口から砂利道を歩き、故宮跡、鳥居で手を合わせ祈り、急坂な石段を歩くと、暑くなってきた。火山礫と岩場の急坂登り口で長袖を脱ぎ半袖になる。ここからほぼ休憩なしで山頂を目指す。鞍部でお祈りし、山頂９時２７分着。振り返るとたくさんの登山者が次から次に登ってくる。さすが人気の山だ。 　山頂は風が強くレットさんは震えている。空は曇天である。レットさんをモデルに撮影していると、女性２人、男性一人のグループか「可愛い犬ですね、撮影していいですか」と言われたので「良いですよ」と返事すると撮影が始まった。  犬種は何ですか「ジャックラッセルテリアです」「名前は」「レットです」と犬談義をし、８時４５分下山開始。 　今日は、晴れることを予想し、火口壁にはいつくばるミヤマキリシマを撮影しながら、下山する予定であった。「レットさん晴れるかね」「う～～ん、微妙」とのこと。空は厚い雲に覆われ、晴れる気配はない。 　ガレ場の急坂を下り鞍部で暫く晴れるのを待つことにする。韓国岳方面は晴れているのに何故だと思いながら、暫く待つが晴れる気配はない。レットさんはからだを丸めて寒さに耐えている。可哀想なので馬の背を目指し歩き始める。坂道で振り返るとたくさんの登山者が見える。 　馬の背で暫く晴れるのを待つことにするが、なかなか晴れない。しかたがないので、火口壁にはいつくばるミヤマキリシマを撮影するが映えない。「晴れないね」「ｗｏ～～n」(-_-) 　空を見上げながら立っていると、「レットさんですよね」「そうですよ」「ＨＰいつも見ています」「ありがとうございます」「レットさんに会えるなんて幸運です」と・・・・会話が弾み、連れの女性の皆さんから「きゃ～～可愛い」の声に鼻高々のレットさん。 　別の女性グループからも声がかかり「レットさんを撮影していいですか」「どうぞ」と大騒ぎでありました。皆さんから可愛い可愛いと言ってもらえると飼い主は嬉しいものです。「ＨＰに掲載しますので皆さんを撮影していいですか」「どうぞ」と快く応じてもらいました。「またどこかで会いましょう」と言って別れました。 　曇り空をで鬱々していたが、皆さんの明るく素敵な笑顔に出会えて、気分が爽快になりました。「これもレットさん人気のお陰だね」「当然won！」「・・・・・」(^_^)　青空は期待できないので、１１時３０分下山開始。 　急坂ガレ場は、登り下りの登山者で大賑わいだ。ガレ場下りはレットさんは苦手だ。抱っこして下ると「良いね抱っこされて、私も抱っこされて下りたい」と登山者から声がかかる。 　レットさんの名誉のために「短足で高い岩場は下れないのです」「そうだわね足が短いから下れないね、足が短いから飛んで降りられないのね」と話しながら下るとレットさんの目がつり上がっていました。(^o^) 　ガレ場急坂を下り終えると、可愛い犬を背負った登山者が登ってくる。「すいません。その背負子を撮影していいですか」「はいどうぞ」「自分で作られたのですか」「そうですよ」・・・・・と、暫く犬と背負子の話をし別れた。いつも犬用の背負子を作ろうと思っていたので、大変参考になりました。ありがとうございました。 　登山口に１２時０５分着。歩いていると「レットちゃんですよね」「そうです」「ブログにコメントを投稿した”うり”です」「おうなんと」「レットさんに会えるなんて嬉しいです、撮影していいですか」「どうぞどうぞ」・・・・いろいろお話をして、またどこかで会いましょうと言って別れました。 　”うり”さんの投稿に「・・・どうにかレットさんに会えないものかと思いながら霧島の山を歩いています。会えたらぜひ一緒に写真を撮らせて下さいね・・・」それが現実になるなんて不思議ですね。ホントに爽やかで素敵なカップル（夫婦かな？）でした。 　駐車場は満杯状態だ。時間は１２時１０分、河原で昼食とする。昼食は、サッカーボールメロンパン（９８円）、バナナ（５１円）、フィッシュソーセージ（６２円）、コーヒーで、メロンパンが少し甘すぎた。ソーセージを食べながら、ふと遠い昔を思い出した。 　貧乏だった子供の頃、ソーセージは大ご馳走で、めったに食べられなかった、子供の頃をお思いだし、ちょっと感傷的・・・・・「どうしたのwon」「なんでもないよ・・・」 　レットさんに補給食をやり、次の目的地に向け車を走らす。まずはじめの目的地は、ベニバナギンリョウソウに合いに大浪池登山道を歩くことである。満車と思った大浪池登山口駐車場に１台分空きがありラッキーであったが、残念ながらベニバナギンリョウソウは顔を出してなかった。寂しく引き返し次の目的地に向け車を走らす。 　次なる目的地は、オオヤマレンゲに合いにえびの高原を歩くことである。車を走らせながら空を見ると青空が広がっている。今頃、晴れるって残念だね」「人生と同じだねwon」「・・・・・・」(^^;) 　えびの高原はたくさんの車で駐車場は満車だ。路上の空地も満車状態だ。青空の誘惑に負け再度、硫黄山を歩くことにする。レットさんはお疲れのようだ。坂道は抱っこして歩く。硫黄山のミヤマキリシマを甑岳、不動池、韓国岳を背景に撮影する。やはりミヤマキリシマは青空に映える。 もちろんレットさんも撮影する。 　硫黄山のオオヤマレンゲは、樹勢回復のため現在立ち入り禁止である。私も含めてそうだが、オオヤマレンゲを見る人の靴で根が露出したり、おれたり皮が剥げたりして、枯れる心配があるのだ。そっと見守ってやりたい。硫黄山登山道から見るとオオヤマレンゲの白い花が見える。 　今回、オオヤマレンゲにに合った場所は秘密にしたい。秘密の場所のオオヤマレンゲは、が咲いていたが、殆どの花は、花びら茶色に変色しており、数個の蕾と一個だけ白い花が残っていて、幸運であった。 　楚々として上品な花である。風が強く花が揺れ、三脚も忘れたので、綺麗に写るか心配しながらの撮影となった。（もくれん科） 　撮影が終わり下山していると、なんと！・・・私の大好きなマイズルソウの可愛い花が咲いている。咲き始めではなく、種子になる前であるが、出合えただけで満足である。葉脈が描く線が、鶴が羽を広げた形に見えることから名付けられた。ホントに可愛い花で、何故か、心引きつけられる花である。（ゆり科） 　マイズルソウを撮影し駐車場に１５時着。楽山時間７時間、今日はいろんな人に出会えて、楽しい一日でした。ブログを作成しながら、「またどこかで会えると良いねレットさん」「Z～Z～Z～」・・・レットさんお疲れの様で、私の部屋で眠っています。「また、山に登ろうね、おやすみなさい・・・・」