今日のフォト。 10月になって、お天気のよい日に
大和川で、阪堺電車(路面電車)を撮っていました。
ここは空気が澄んでいて、密からも逃れられて
太陽も降り注ぎ、とても気持ちがいいです。
獲物を狙うチーターのように、そっとカメラを構える。
鉄橋の右隣(西隣)が、大和川駅なので、この鉄橋では
電車はスピードを落として走るので、流し撮りは撮りにくい。
流し撮りが目的ではないけれど
獲物が来ないから、仕方がない。
流し撮り。
背景を流して、電車を流して、電車の1点だけ残して
全て流しっぱなしもよいけれど。
阪堺電車のこの特徴、広告ラッピングを残して
地域性を出したかったので、こんな撮り方。
阪堺電車ではお馴染みの「岡崎屋質店」の電車。
この電車は、モ601形、モ701形で6両あり
阪堺電車沿線のどこかで すれ違うことが多い。
獲物が来ないから、少し遠くの南海電車を撮る。
南海電車、ミキサー車、タクシーの三つ巴。
大和川の鉄橋から、舞台のソデに降りたところでこれ。
カメラはスローシャッターのまま、驚きと興奮でブレブレ。
バリアフリーに対応した低床式車両、「堺トラム」
(1003号車・堺トラム青らん)
今回私は、大和川の鉄橋で
上り電車(天王寺行き)と、下り電車(浜寺駅前行き)が
すれ違う瞬間を 撮りたかったのです。
上り電車と下り電車が、この鉄橋の西隣にある
大和川駅に「同時」に、到着するのは1日1本。
朝の8時25分だけ。
それも乗降客の諸事情で、誤差が出てくる。
大和川の時刻表は、上下3分くらい到着時刻が違うから
鉄橋の上で、2つの電車がすれ違う確率は低い。
それでも奇跡の「誤差アリ」に、期待をして待つ。
これで大和川は、3回目の撮影。
この日1時間半、大和橋の上から撮って
ダメだったので、諦めて駅の方へと行きました。
ホラ、また岡崎屋質店さんに出会う。
電車の右横の茶色のマンションの隣に、あべのハルカスが見えます。
向こうが北で、天王寺駅前行き。
2020年3月28日から運行が始まった
新型車両、1101形・堺トラムです。
街の風景が映り込む。 堺トラムが無い時代
こんな構図は、撮れませんでした。
天王寺駅前から出発した堺トラムが
大和川駅で停車して、これから浜寺駅前へと行く。
この時間帯(午前中)は
上り下りとも、12分おきに電車が来る。
下りの駅のホームへ渡って(今電車が停まっている方)
今度は、浜寺駅前からくる電車を狙おう。
向こうから走ってくる電車が見える。
電車が近づくと、踏切の警報機が鳴り、遮断機が下りた。
もう反対側へは渡れない。
で、鉄橋を見たら、岡崎屋質店が来てる。
鉄橋のど真ん中で、すれ違っているではないか。
何ということか。
これを大和橋の上から、真正面で撮りたかったのです。
この時の大和川駅停車時刻表。
上り電車(白)、10時25分
下り電車(青黄)、10時28分
写真を撮ったのが10時27分38秒。
奇跡の誤差をチャンスに出来なかった。
3回も通っているのに。
駅まで来ないで、ずっと大和橋にいればよかった。
フラッと気の迷い。
つくづく・・・辛抱が足りないと思う。
もう大和川は、卒業したい。