
今日のフォト。 可愛らしい子ツバメの様子にすっかり魅せられた私は
翌日の午後、もう一度写真を撮りに出かけました。 昨日のつづきです。













ところが、行ってびっくり。 巣の中は、もぬけの殻。
鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしていると、パン屋さんの店主が出て来られて
「今朝、巣立ったのですよ」と、言われました。

そして向かいの電線に止まっているツバメを指差して
「あそこに5羽、止まっています」・・・と、教えてくれました。(丸印)

まだ遠くへは飛べません。
左から2番目の丸印の中には、2羽います。

私が行った時、こんな風に並んでいました。
左から、ツバメNO.1 ツバメNO.2 ツバメNO.3 ツバメNO.4 ツバメNO.5

電線にいても、お母さんが来ると、全員大きな口を開けて、大喜び。

お母さんは、ツバメNO.5 のところに来ました。

そしてツバメNO.5 の口の中に、しっかりとご飯(餌)を入れてやりました。

どうやらまた、お母さんが来たようです。 もの凄い興奮です。
今さっき、ご飯(餌)を食べたツバメNO.5 だけ、口を開けていません。 正直なものです。(笑)

お母さんは、ツバメNO.5 の辺りから帰ってきました。

お母さんは空中飛行のまま、5羽の我が子を見ています。

そして今度は、電線の後ろから、近づいてきました。

そして1番大きく口を開けている、ツバメNO.4 に近づき・・・。

口の中に、しっかりとご飯(餌)を入れてやりました。

羽を広げて、我が子に餌を与えるお母さんの姿、美しいですね。

忙しいお母さんは、すぐに飛び立っていきます。

子ツバメは、数時間前に巣立ったばかりで、まだ遠くへは飛べません。
向かいの電線と、パン屋さんの軒下を行ったり来たり。
パン屋さんのショーウインドーのサッシのところに止まっています。

時には、お家(巣)へ来たり。

お家(巣)を 覗きこんだり。

軒(テント)の上にも、いるようです。

電線から飛んできたのはいいけれど、不安定な着地で、落下しそうです。(笑)

軒(テント)の上で、遊んだりもします。

電線へ戻ると、またお母さんが帰って来ました。
全員大きな口を開いています。

今度は、誰に?

ツバメNO.3 の口に入った。

・・・と思いきや、お母さんはまだ餌を離していません。
この餌は、どうやら「蝶」のようです。
親ツバメの探す餌は、生きた昆虫だから、逃げられないように
子ツバメの口の中へ、しっかりと確認するように、入れ込むのですね。

オッと、今度はツバメNO.2 が有力か?

蝶らしきものが、ツバメNO.2 の口に入りました。

ツバメNO.2 の引っ張る力が強くて、お母さんは、バランスを崩しました。

ツバメNO.2 は、まだ蝶をモグモグ中。 お母さんはまた飛び立って行きました。

パン屋の店主の方が言われました。
夜になると、子ツバメが巣の中へ入り、2羽の親ツバメが、このポールにつかまって眠るらしい。
「まだ当分の間、子ツバメたちは巣に帰ると思うので、
夜、親子7羽の写真を撮りに来てください」と言ってくださいました。

パン屋の店主の方も、ツバメの巣立ちに、一入の想いだったようです。
子ツバメたちは、日増しに、遠くへ飛べるようになることでしょう。