今日も ぺこぺこ

ジョリ夫婦&ぺこ。3匹とも、今日も元気に「ぺこっ」てます。

友達と見たパリ 6

2005-11-21 07:14:35 | Weblog

今日も朝からゴキゲンなや(妻)さん。
ゆっくり朝食?と思いきや、バゲットを張り切って食べながら、いきなり「はちみつ食べ比べ」を開始した。

前列以外は全てウチにあったものです。
(前列右のは、お菓子留学に来ていたHさんにもらったもの。残り3つは今回や(妻)さんが買ってきたもの。)

買ったお店を色別に分けてみました。
名前を黄色く囲っているのは、エクス・アン・プロヴァンス(南仏)で養蜂をしているお姉さんから買ったものです。(Hさんはエクスに語学留学していたのです。)
青色で囲っているのは、パリのはちみつ専門店「メゾン・ド・ミエル」で買ったもの。常時たくさんのはちみつを取り揃えているお店です。
ピンク色で囲っているのは、例の「フランス版養命酒(笑)」を買った、修道院で作られたものを売るお店で買ったものです。

はちみつは、花の蜜を蜂が集めて作っていますよね。
花の蜜は、花の種類によって味も香りも、そして色も違います。
たとえばこの2種類のタイムの色を比べてみてください。青色ラベルのほうはスペイン産のものです。黄色ラベルのは南仏産ですが、野生種のタイムと栽培種のものが混ざっているそうです。黄色ラベルのほうが味にクセがあります。
「アルプス周辺」というのは、花の種類が限定されていないはちみつなので、とれた場所を示しているのです。

エクスの市場ではちみつを買った時、養蜂をしているお姉さんに直接いろいろと質問してみました。
質問1「はちみつは、こんなにいろんな種類があるけど、
    いろんなのが混ざらないようにどうやってするの?」
質問2「同じはちみつでも硬いのとかどろどろのとかあるけど、
    何が違うの?」
質問3「ミントのはちみつなんて初めて見た!パリでも売ってるの
    見たことなかったんだけど、どうして?」
わたしの質問は以上でした。そしてお姉さんは丁寧に答えてくれたのです。

答え1「花の盛りの時期は案外短いものなので、その時期を狙って
    そこへ蜂を連れて行くのです。そうして、短期間で一気に蜜を
    集める。花の時期がずれて複数の花が混ざってしまうことも
    もちろんあります。」
  ふぅ~ん、お花畑を自分で持ってるとかそういうのじゃないのね。
  蜂を連れて旅をしているのね。
答え2「はちみつの硬さは、はちみつの用途によって使い分けられる
    ようにしています。白っぽくて硬いはちみつは、冬の間に何度も
    低温で寝かせることによって結晶化させたものです。(←そのため
     に技術があるらしい。)」
  なるほど~。それで、同じラベンダーのはちみつでも、白っぽいのやら
  透明なのやら、あるわけね。
答え3「ミントの花の時期は、特に短いの。一斉に咲いて、おわりなの。
     だから蜂が蜜を集められる期間が短いので、ミントの蜂蜜の
    生産量も少ないということ。それで、出回る量がものすごく少ない
    のです。その量も、年によって違ってきます。」
  そういうことなのね!蜂蜜って、本当に自然の産物なのね~。

具体的な味の感想について、や(妻)さんが書いているので、気になる人は読んでみて。(でもあんまり詳しく書いてないけどね・・・苦笑)


この日、この後「製菓道具専門店」に行くために家を出たのですが・・・
製菓道具店へ着いた頃からなんとなく、や(妻)さんお疲れの様子でした。しかし「お菓子の型を買わねば!」という妙な使命感に燃えていた(苦笑)とのことで、彼女はがんばっていました。
お昼時間に一時的に閉店するお店があったので、わたしたちもちょっと何か食べることに。しかし、いつもなら張り切るや(妻)さんが、今日は「食欲無い・・・」と言う。おかしい、ゼッタイにおかしい。
や(妻)さんとは逆に、今日はわたしはなぜかやたらと食欲があったので、このお店に入ってみました。↓

「A・シモン」という有名な調理道具のお店の並びにある、「Ange」というサロン・ド・テです。以前から気になっていたのですが、なんとなく入る機会が無くて。
この、木製のワゴンに乗ってるケーキたち。これがなんとも美味しそうに見えてしょうがなかったです。
で、注文しちゃいましたっ。

食欲の無いや(妻)さんは紅茶のみ。そして今日はわたしが張り切ってケーキとカフェオレ。

こんがり焼き色のついたケーキ。表面がキャラメリゼされていて非常に食欲を誘う外見でしたが、味もなかなかです。洋ナシのナントカ・・・って名前でしたが忘れちゃいました(汗)
ところで、このテーブル上のお砂糖に注目! なんと、お菓子の型に入っているのです。こんな出し方は初めて見ました。さすがは道具屋街にある喫茶店だけありますね。その手前にある黒くてちっちゃなツブツブはチョコレート。これもお菓子の型に入ってました。でも何故これを出してくれたのかは不明。「カフェオレに入れて飲むのかな?」と思って入れてみたのですが、うまく溶けずに底に沈んだままでした。やっぱりポリポリと食べる用だったのかな・・・。

一息ついた後に買い物続行。そして彼女が必要なもの全てを買い終わったところで、急に彼女が弱り始めました。この後、6区のケーキ屋さんへ行く予定だったのですが、「しんどいなら帰って休む?」というわたしの言葉に「うん・・・」と言う彼女。楽しい旅行を中断して家に戻ると言うのだから、相当体がしんどいのだろうと思った。
家に戻って温かい飲み物を飲み、そしてお昼寝をした彼女。
しっかり寝て、起きてみたら体がやたら熱いと言う。熱を計ってみたら、ひょえ~!38度!
普通、こんな熱が出る時って前触れでわかると思うんだけど・・・自分の体調にとても鈍感なや(妻)さんなのでした。

人によって風邪のひきかた、治し方って違いますよね。
わたしは高熱が出たら3日3晩は熱が下がらなくて大変なんですが、彼女はどうだろうか?聞いてみたら、「え~と・・・わかんな~い」ときた。今まであまり病気をしたことが無いと言うのです。
じゃあ、風邪ひいたときはいつも何を食べたり、どうやって治したりしてる?と聞いてもやっぱり「え~っと、どうだったかなぁ?」ときた。この前に風邪を引いて高熱を出したのは、ものすご~く前(子ども時代とも言える)だそうで。
わたしは風邪を引いて高熱が出るとアイスクリームが食べたくなるんだけれど、彼女はいらないと言うし、ひとまずりんごをむいてあげた。そして、はちみつレモン。レモン汁を絞っておいて、はちみつと一緒にテーブルの上に置き、いつでも彼女が飲めるようにしておきました。

夫が仕事から戻ってきて、彼女の様子を見てビックリ。
そして「薬飲んだ?」ときた。
や(妻)さんは大の薬ギライなので、わたしが日本から持ってきていた風邪薬をすすめても「いや~!」と断ったのです。
しかし、我が夫は強かった。「熱があるんだから、解熱剤を飲みなさい!」
(笑)
観念したのか、や(妻)さんは渋々飲むことに。
粉薬なんてもってのほか!というや(妻)さんにここで朗報。なんと、フランスの解熱剤は発泡性のお水に溶かすタイプのものだから、液体を飲み込むだけでOKなのです。これなら薬がニガテな人でも飲むのは楽だと思う。そしてさらに、味もあまり無い(全く苦くない)のですから。
恐る恐る飲む彼女、「あ、苦くない~」と安心した様子。

そうして夜は早めに寝たのでした。

注)風邪の時には早めに薬を飲んで、ひどくならないうちに治しましょう!


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