今日も ぺこぺこ

ジョリ夫婦&ぺこ。3匹とも、今日も元気に「ぺこっ」てます。

友達と見たパリ 5 bis

2005-11-20 22:27:23 | Weblog

おうちに戻ってきて、昨日のポトフをベースにしてクスクスを作りました。

野菜が少なかったのでズッキーニなどを足しました。
ポトフの良いおダシが出てて、美味しかったです。

では、蚤の市での本日のお買い物の報告です。

↑や(妻)さん購入の、「スタンプ」です。
1900年あたりに実際にフランスの小学校で使われていたものだそうです。
宿題帳に毎日違うスタンプを押してもらえるので、子供達は宿題帳が返ってくるのを楽しみに待っていたり、これをぬり絵にしたりして遊んでたんだって。
10ユーロと言われたので値段交渉したけれどまけてくれそうになくて、「じゃあ・・・」と去ろうとしたら「待って、このカードも付けてあげるから」と交渉を持ちかけられました。この横にある黄色いカードがそれです。
これはこのお店のショップカードなのですが、Savignac(サヴィニャック)というイラストレーターと店のご主人が友達だということで、特別にショップカードの原画を描いてもらったんだとか。(写真まで見せてくれました。)
このサヴィニャックという人、フランスの「monsavon」という石鹸の広告の絵も描いてて、この牛の絵の広告デザインは今でも生きてるんです。多分日本でも彼の絵葉書など売られてるのを目にしたことがある人、いるんじゃないかと思います。(もしくはポスター展など。)


↑や(妻)さんの買ったキーホルダー。(これは非常に安かったです。)
店頭のワゴンにガサッと置かれた古いキーホルダーの中から漁って見つけたこの2つ。彼女のハートを射止めたようです。
絵柄もですが、わたしはこの止め具のほうが気になります。昔ってこんな方式だったのね・・・。
左側のは何だかわかりませんが、右側のはチーズの形をしてるんですよ。「笑う牛」という名前のチーズがあるんですが、そのチーズのマークである赤い牛の顔がこのキーホルダーにも印刷されてるように見えるんですが・・・チーズの名前はBONBELとなってますねぇ。
左のキーホルダーが汚いと、や(妻)さんが気にするので、わたしが歯磨き粉で磨くという技を教えてあげました。(「伊○家の食卓」で仕入れた知恵です。)


↑これが例の、チェコスロバキア製のカップ&ソーサーです。
触るとわかるんですが、これは白磁ではないんです。白磁は触ると冷たい感じがしますが、これは中に空気を含んでいるのか、あまり冷たい感じはしません。そしてこれが実は昔のフランスの一般的な陶土でもありました。(フランスの白磁の歴史は案外浅いとガイドブックで読んだことがあります。)
今でも、この種の陶土(名前知らないので・・・)はよく使われています。割れやすいのが難点なのですが、「冷めにくい」のでカップやディナープレートなどに利用されてます。
白磁は薄くて丈夫で良いですが、わたしはこの写真のような陶器がけっこう好きです。持つとけっこう軽いんですよ。


↑これもや(妻)さんお買い上げの品です。
ビーズ屋さんの向かいにあった、シャンデリアの部品をバラ売りしていたお店に置いてあったんです。かわいいけれど・・・けっこうな値段でした。(ボソッ)
青いのをよーく見てください。これだけ洋ナシ型をしてます。
窓辺に吊り下げて飾ってみたり、このまんまお皿などにガサッと入れておくだけでもかわいいですよね。


↑実は・・・ワタシも密かにお買いモノ。(夫にはナイショで。笑)
シャンデリアの部品のお店で見つけたんです。ガラスの玉に、吊り下げるための穴があいています。これもシャンデリアの部品だったのでしょうか。
こういうガラス玉って、向こうにあるものが反対に写って見えるので面白いんです。

↑ホラね。(ピカシェットのパンフレットを背景にしてます。)
こうして、反対向きになって湾曲した世界を眺めていると面白いです。
コレをウチの居間に吊り下げようかと考えているのですが・・・。
(ちょうど、シャンデリアが下がっていたらしき跡があるので、そこに重い物でも下げられるのです。)
でも一体どのように下げようか、思案中です。
(今、そこにはワタシお手製のモビールが下がっています。)

さて、仕切りなおし。
日曜の午後で閉まってるお店も多いけど、お出かけをします。
や(妻)さんが雑誌でチェックしていた6区にある「Marie The」(マリー・テ)というサロン・ド・テに行きました。

ご近所の店はことごとく閉まっているというのに、ここだけ開いてました。
気さくなお兄さん(ちょっとオジサン?)がオーダーを取ってくれ、お店の雰囲気もとっても気軽。

わたしたちの頼んだものです。手前のがワタシのです。
や(妻)さんは紅茶を頼んだのですが、またしても鉄瓶に入って出てきました。(パリでこういうのが流行ってるみたいなんです。)が、しかし、ここの鉄瓶はなんかおかしい・・・。これは中国製だか韓国製だと見た。なんとなくイヤなテカリがあり、持ち手部分もおかしかったし、南部鉄瓶にしては造りが粗く見えたのです。
ま、それはともかく。
肝心のケーキのお味のほうですが・・・

色を見ておわかりでしょうか、チョコレートケーキなのにチョコの色が薄めなのです。小麦粉の割合が多いか、カカオパウダーを増やしてチョコの量を減らしているか、そんな感じなのでしょう。(わたしが作るチョコレートケーキはもっと黒々してて、中がしっとりですから。)
アメリカンタイプ、とでも言えばいいのかな。軽い味わいのケーキでした。
や(妻)さんがチェックしてた雑誌に「手作りな感じのケーキ」と表現してあったので、そういう意味では合っているのです。が、日本の雑誌にわざわざ取り上げるほどのお店だろうか?とちょっと思ってしまいました。(決してこのお店をけなしてるわけじゃないんですが。)
日本の雑誌社、出版社の人たちも、記事にするため、パリの喫茶店開拓で苦労してるんでしょうね。

夕方おうちに戻って、今夜のゴハンの用意。
今夜は・・・シーフード・リゾット!(ワタクシ作。)

昨日のムール貝の鍋の底に残ってたお汁と、残ってたムールと、前にマルシェで買って下ごしらえして冷凍してたイカと、冷凍エビとを使って、適当に野菜を入れて作った簡単リゾット。
味付けはムール貝のお汁だけです。
エビは殻付き頭付きのまま投入して、エビに火が通った頃に取り出して殻をむきました。(めんどくさがり屋の我が夫のために・・・。)

お皿に盛ったリゾットを見ながら「ほら、ちゃんと殻をむいてあげたのよ」とワタシが夫に言うと、「しっぽの殻が残ってるよ~。全部むいてくれたらよかったのに。」と小言を言う。(ムカッ!)
「あんなに熱い思いをしてこんなに殻をむいたのに、そんな言い方は無いでしょう!」と言ってやった。(しめしめ。)
だってねぇ、日本だったら多分「殻付き」のままエビを出すだろうし、それに頭とかの殻は取ったとしても、「しっぽ」の殻は付けたままにするよねぇ?
フランス人がそうなのか、ウチの夫が超めんどくさがり屋なのか、どっちなんだろう・・・。
そんな話はともかく、リゾットは超!美味しかったです。(手前味噌ですみません・・・)


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