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我が実家のある市では、ぶどうの栽培も盛んに行われています。
それで、ぶどう生産の本場(?)であるフランス人に「日本のぶどう」を見せるために、ぶどう園に連れて行きました。
ここはウチの母がお中元やお遣い物でお世話になっているぶどう園。
「ちょっと畑を見せていただけたら・・・」と母が頼むと、ぶどう園のおかみさんは快く引き受けてくださいました。
↑ぶどうの袋を取りはずし、大きな粒のぶどうの作り方を話してくれるおかみさん。
垂れ下がった房の下半分にしか粒がついていないのが、わかりますか?
ぶどうの房の上半分の粒を、全部手で取り除いて、下半分だけを育てるんだそうです。それが「粒の肥大化」の方法。
粒の数を減らしてやれば、一粒あたりのサイズが大きくできるってワケですよね。とっても勉強になりました。
ところで、フランスのぶどう畑は日本のような棚作りではなく、株を低く仕立てていて、毎年枝を切っては株の部分だけを残して越冬させるんです。ぶどうの木の育て方も日仏間で差がありますね。
ちなみに、こちらのぶどう園のぶどうの木は60年くらいのものだそうです。
最近は沢山品種を増やしていってるそうです。
成人男性がちょっと頭をかがめるくらいの高さの日本のぶどう棚の下を歩いてみて、フランス人3人組はまたしても感嘆の声を上げます。
「おぉ~っ」
所変われば、ぶどうの育て方も変わる。「違い」を楽しむって、いいですね。
ところで、義母がこんな写真も撮ってました。
実はコレ、ぶどう棚の下に植わっていたカボチャ・・・。
ちゃっかり家庭菜園も兼ねてました(笑)
フランスのカボチャはオレンジ色の皮をしてるので、義母には珍しかったのかも。
ぶどうの箱詰め作業所には、こんな写真が。
ここに写ってるの以外にも、もっと種類があったように思います。
随分前から「種無しぶどう」ばかりが人気ですが、最近では「皮ごと食べられる」というのが売りなんだそうで、そういう品種も増やしていってるんだとか。
義母は大のぶどう好き。試食させてもらった時も、義母は大喜びでした。で、皮ごと食べる品種じゃないのに、皮ごと食べちゃう義母。(フランスでは、皮も種も全部食べる人、けっこういるみたい。)
ぶどう園のおかみさんが、義母が皮を取らずに食べてるのを見てビックリ。
「義母は、種も食べるんですよ」ってワタシが言うと、さらにビックリして笑ってました。
さんざん見せていただいて、その上おもちまでいただいてしまいました。
(コレ、おかみさんの手作り。「ちょうど蒸し上がった所だったから」って。とっても美味しかったです。)
ぶどうを買いに行ったつもりが散々お世話をかけてしまいました。(7月下旬だったので、ぶどう園が忙しくなる前の時期でちょうど良かったです。)
義父母&夫には楽しんでもらえたようで、何よりでした。
義母の感想:「フランスにはこんな美味しいぶどうは無いわよ。しかも大きいし!」
確かに、フランスのぶどうは粒が小さめ。粒の大きいものはイタリア産らしいです。味も、日本のほうが美味しいような気がします。
もしかしたら、フランスではぶどうは主に「ワイン用」であって、食用(くだもの)としてはさほど力を入れて生産していないのかも?
ようやく開始されたのねっ
さっそく行ってみま~す。
(ちなみに、このぶどう園のおかみさんは、同級生の貞森くんのお母さんなのでした。←知ってる?)