今日も ぺこぺこ

ジョリ夫婦&ぺこ。3匹とも、今日も元気に「ぺこっ」てます。

サントン人形の工房

2005-04-15 02:45:27 | Weblog
セザンヌが描いた尖った橋「Pont des 3 Sautets(トロワ・ソーテ橋)」辺りからサント・ヴィクトワール山が見えるとパンフに書いてあったので、そのあたりへ行ってみることに。エクス市郊外へ向けて2kmほど歩くことになります。
で、その途中で偶然にもサントン人形の工房を発見したので立ち寄ってみました。絶対買うって言うだろうと恐れる夫に、「ほらほら、かわいいから見て行こうよ~」と言いつつ勝手にどしどし敷地内へ入って行くワタシ。(だって、ご自由にお入り下さいって書いてあったんだもん。笑)

かわいいお庭の奥には、大きなガラス窓のある工房がありました。その横がショップ。工房を見せてもらえるのだろうか?とちょっとドキドキしながらも、とりあえずは外から覗くだけにして、写真を一枚撮ってから、脇にあったショップへ入ってみました。
サントン人形とは、土で作られた焼き物の人形。この地方の名物だそうです。素焼きの上に手で彩色して仕上げられ、大きさはマッチ箱より小さいものから、とても大きいものまで様々。モチーフは、いろんな職業の人の場合が多いみたいですが、動物だったり、あとはクリスマスに飾るクレッシュと呼ばれるキリスト誕生のセット。(馬小屋&聖母子&動物やら3賢者やら・・・。)
狭いショップの壁いっぱいにビッシリと並べられたサントンに見入っていると、お店の方が「どうぞ工房も見ていってください」と言ってくれました。え?いいの?と思いつつも、言われるがままに工房へずかずかと・・・。でも、みなさん慣れてる様子で、誰も手を止めない。誰もワタシの方を見ない、声もかけない。ということで、気兼ねなく工房内をじろじろ見ることができてヨカッタんだけど、そういう場所でアレコレと質問して素材や作り方について聞くのが好きなワタシとしては、良かったような悪かったような。ちょっとソンした気分でもありました。

で、結局、工房の扉から外に出て・・・そのままお庭を通って敷地の外へと手ブラで出たのでした。巧妙な夫の仕掛け。彼の財布のヒモは固い・・・。

ちなみに、サントンって彩色されたものが普通ですが、わたしはこの彩色前の素焼きの状態のが気に入りました。素朴な味わいがあって。写真(上)のお庭の、オリーブの木の下に並ぶニワトリとかもサントンなんですよ。

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