今日も ぺこぺこ

ジョリ夫婦&ぺこ。3匹とも、今日も元気に「ぺこっ」てます。

グルノーブル小旅行 3 -名物はナニ?-

2005-12-04 15:48:04 | Weblog

わたしの持ってる日本のガイドブックによると、グルノーブルはクルミの産地で、そして
グルノーブル市近くにあるシャルトルーズという山の修道院で作られている薬草酒
有名なんだとか。
っていうか・・・名物って、それだけ・・・?

実は、グルノーブルの街で「土産物店」というのをあまり見かけなかったんです。
エクス・アン・プロヴァンスでも、モン・サン・ミッシェルでも、お土産の定番の「絵葉書、
お菓子、お酒、置物、キーホルダー、布製品」などを売ってる、いわゆる「お土産屋さん」
ってあるけれど、グルノーブルでは例えばタバコ屋さんで少しだけお土産を扱っていたり、
お土産にお菓子を買いたければケーキ屋さんへ行くとか、そんな感じでした。
(というわけで、お土産屋さん好きなワタシとしては消化不良な気分・・・。)

↓コレは、お菓子屋さんのウインドウだったかな?

丸くて銀紙で包んであるようなのは「ガトー・オ・ノワ」(くるみのケーキ)と書いてあります。
その下にある、赤いリボンがついてるものは・・・多分、クルミの殻を真似てプラスチック
で作った容器にお菓子が入ってるんじゃないかと思うんですけど、どうなのかな?

↓コレは酒屋さんのウインドウです。

真ん中にある、お花の絵のラベルがついたボトル、「Genepi」(ジェネピー)という薬草酒です。
ジェネピーとは、高山植物。それを漬け込んで作ったお酒です。
(夫の妹が言うには、これは車酔いに効くとかナンとか。)
でもこれって確かサヴォワ地方の特産品だったような・・・
あ、でも、高山植物だから、高い山が近い街ならどこでも売ってるのかも。
これ、意外と悪くない味です。(好みによりけりですが。)
以前サヴォワに行った時、標高2000mの場所からとりあえず800m地点まで下りて
そこから電車でパリまで戻ったんですが、その800m地点にあった街にて、なんと
「ジェネピー・アイス」を売ってたんです!(わたし、珍しいアイスに弱いんです。)
食べてみたら、アイスというか、シャーベットでした。で、なかなか美味しかったです。

↓これも同じ酒屋さんのウインドウです。

これが「Chartreuse」(シャルトルーズ)と呼ばれる、例の薬草酒。
 「シャルトルーズの山にある修道院にて、沢山の薬草を混ぜ合わせて
  造られるリキュールで、その造り方は選ばれた3人の僧侶にだけ
  言い伝えられると言う。薬草でできているため、さまざまな効能があり、
  コレラがヨーロッパで流行した時にも役立ったと言われている。」
 (ガイドブックの解説より。)

しかし・・・・・・・実は、わたしはすでに少しだけ飲んだことがあります。
味は、「激マズ」です。
日本の養命酒は甘くて飲みやすいけど、コレはキツかった・・・。
というか、わたしが買ったのがダメだっただけかもしれません。
ここのサイトにいろいろと載ってるんですが、わたしが買ったのは
↓コレです。
(以前、空港の免税店のお酒売り場で買いました。)
なんとアルコールが71度だそうです。(うひょーーーーー!)
よほどの酒好きでもこの味はキツいと思います。かなりの健康オタクか、かなりの物好きな人
ならば買っても悪くないと思いますが。
わたしが今回グルノーブル市内で見た普通の瓶のほうは、多分全く違う造り方をした商品
だと思うので、そちらも一度味わってみたいと思ってるんですが。でも買ってマズかったら
イヤだなぁ~。

グルノーブルの街を散策していると、こんな感じで、通りの向こうに岩山が見えます。

あ~、パリじゃないんだな~と身に染みて思う瞬間。


ぷらぷら歩いていると、ケーキ屋さん発見。
会社へのお土産を買いたいと夫が言うので、中に入ってみることに。

これはウインドウから撮った写真なんですが、やっぱり栗とかクルミとかがあります。
写真右上のは「グルノーブルのクルミのタルト」で、そのすぐ下にある、なんだか口を
パックリ開けてるみたいなのが「ドーフィノワの栗」というお菓子。
(ドーフィノワとは、このあたりの地方名のようです。)

↓同じくウインドウ。

この、店のおばさんが指差してるお菓子(写真左下)は「グルノーブロワ」
(グルノーブルの、という意味)だそうです。中は何なんだろう??

↓お店の中に入ってみました。

・・・・なんだコリャ? (リンツァーって、ドイツかスイスのお菓子?)


ホラホラ、これ↑↑↑↑↑。 あの、赤いプラリネを乗せたブリオッシュ。
ここでも売ってる。(どこのパン屋さんでもけっこう見かけました。)

この、わたしたちが入ったお店、実はあんまりパッとしませんでした・・・(汗)

唯一わたしの目に止まったのがコレ。「CARINCOTTE」(カランコット)って何?
マカロナード・オ・ノワ(くるみのマカロナード)って書いてあります。
マカロナードって何? (マカロン風、ってことかな?)

結局、ウインドウで見たチョコレート菓子2個と、夫の会社用のお土産にクルミのキャンディー
を購入。しかし・・・この夜食べてみたんですが、チョコレート菓子は砂糖甘い感じですぐに
飽きちゃう味。そしてクルミのキャンディーは夫によると「マズイし、歯にくっつくし・・・」と。
(↑お土産用なのに盗んで食べてるヤツ!)

きっともっと美味しいものを売ってるお店がどこかにあると信じて、またグルノーブルに行ったら
散策を続けてみることにします。

(つづく)


グルノーブル小旅行 3 -市内散策-

2005-12-04 07:39:44 | Weblog

街をふらふら歩いていたら、こんな本屋さんを発見。

ツリーにオモチャ。何気にかわいいデコレーションに誘われてウインドウを眺めていたら、
なんと・・・・こんな本↓が目に止まりました。

写真の一番上に写ってる本、「LA CHAUMIERE DE PAIN D'EPICE」(パンデピスの家)という
題名です。お菓子の家ならぬ、パン・デピスの家・・・・。
しかし、この絵に描かれてるのは本当にパン・デピスなのか???(謎)

お腹が空いてきたので、レストランへ・・・と思ったけれど、普通フランスのレストランは
お昼2時くらいになると一時閉店。そして夕方7時にまた開店、というシステムなので、
時計を見て
2時直前だったのに今更気がついて焦ってしまいました。(ビストロかファーストフード店なら
ノンストップで開いてるんですけどね。)

そんな中、まだお客さんがいっぱい入ってて賑わってるレストランを発見。

店の外に出してあるメニュー表を見たら「ノンストップ営業」と書いてあったので、
ここに入ることに決定。
上の階が英語の本を主に扱う本屋さんだそうで、ウインドウにも本がいくつか並べてありました。

↑お店の雰囲気はこんな感じ。ワイワイがやがや。狭いテーブルがびっしりくっつけて
並べてありました。

↑入り口脇の、比較的落ち着けそうな場所を確保したわたしたち。
この、古い木製の使い込まれた棚がやたら気になります。
昔は何か別のお店だったのでしょうか。天井もカーヴのように丸くなっているし。

わたしたちは、二人とも「本日のセットメニュー」だった「バヴェット(ステーキ)のエシャロット・ソース」
を注文。 Bavette(バヴェット)というのは牛のお肉の部位の名前です。
(詳しく知りたい方は、こちらのサイトを見てください。)
バヴェットは焼きすぎると固くなるので、ミディアム・レアくらいが一番良いとわたしは思います。
噛めば噛むほど味が出るようなお肉です。


食事後は、グルノーブル美術館へ行ってみました。
わたしの持ってる日本のガイドブックの説明によると、「コレクションの充実ぶりは
フランスの地方美術館の中でもトップクラス」とあったので、ちょっと期待して行きました。

↓これは美術館の前の広場に展示してある屋外彫刻のある場所。
 そこから昨日上がったバスティーユ城塞がよく見えたので写真を撮ってみました。

美術館の中はけっこう広くて、わたしは「13~17世紀のイタリア、フランドル絵画」をまず
見たかったのですが、夫が「全部さらっと見よう」と言うのでテキトウに進みはじめ、ついて
行ったんですが・・・始めた場所が悪かった。19世紀、20世紀のモノから始めてしまい、
結局わたしの見たかったのが一番最後に。
疲れてきたし、ヤル気半減、見る気半減。(それにあんまりワタシ好みのが無かったし。)

美術館付属のカフェ(しかし美術館内らしからぬ、照明がピンク色のカフェ・バー)に
行って温かいものを飲み、ちょっと元気を回復してから再び街を歩きました。
すると・・・・
こんなモノ↓↓↓を発見。

(写真がピンボケですみません・・・慌てて撮ったもので。)
この、白い石造りの円筒状の小さな建物。いや、建物というよりは、なんだか電話ボックスとか
そういう感じのものを想像します。しかも黒い鉄板で囲まれててなんだか怪しげ。
そしてそこの窓のように穴の開いてる部分に、写真左側にいる青い服を着た男性が背中を
こちらに向けて立っていたのでした。
最初、わたしはこの男性が電話をかけているのだと思いました。
そして夫に「アレ、なに?」と聞いてみました。(だって初めて見たんだもん。)
すると夫は「え?知らないの?今まで見たことない???」と。
なんだなんだ?なんだかワケありかい?
そして夫が教えてくれました、「アレはね、トイレなんだよ。」ってね・・・
そう、この青い服の男性は、用を足してたのでした。
なんだか寒そうだぞ・・・というかね、なんで男性用があって女性用が無いのだ?
(それは男女差別というものではないか?)
それに、手を洗う場所が無いぞ。(←フランス人は手を洗わない人がかなりいるらしい。)
この黒い鉄板の内側が一体どのような構造になっているのかとても気になったのですが、
さすがに・・・・・ね(苦笑)(←一応、ワタクシ女ですからね。)
ちなみにわたしはこの写真を、横断歩道を横断中にあわてて撮ったんです。
チャンスを逃してなるものか!!と思って。
(本当は、おじさんがまだ用を足している時にシャッター切りたかったんですが、時すでに遅し。
なのでせめて同じフレームにおじさん&トイレをおさめたかったのです。)

さて。街をふらふら歩いていたら、天然石ジュエリーの量り売りのお店がありました。
このお店はパリにも何店舗もあるチェーン店なので馴染みなんですが、ちょっと入ってみることに。
するとなんと、この「めのう」のピアスに一目惚れ!

通常このお店のジュエリーはごっついデザインのが多いので、大きい・重い・派手。
しかしコレは小さめ・比較的軽い・派手ではない、とワタシ好みなのです。
サイズは石の長いほうの長さが1.5cm。銀の枠の部分も細いので案外軽いんです。
そして何よりわたしを引きつけたのは、このゼリーのような緑の半透明の、めのうの色。
夫にさんざんおねだりをして、買ってもらいました~(嬉)
(金10ユーロ也。)

そして再びクリスマス市へ行き、食べ物を少し買ってアパートで食べて寝たのでした。