今日も ぺこぺこ

ジョリ夫婦&ぺこ。3匹とも、今日も元気に「ぺこっ」てます。

帰省します

2005-12-23 20:15:54 | Weblog

12月25日の早朝の電車に乗って、夫の田舎へ帰省します。
戻ってくるのは30日の夕方なので、しばらくの間、ネット世界から離れて地に足のついた生活オンリーに。

今年は義妹が臨月ということで例年とは違う形でクリスマスをするんですが、いつもなら、こんな感じで
ダイニングテーブルを飾りつけ、24日か25日の夜にお食事します。

この写真は去年のクリスマスの時のです。
義父母宅の庭にある葉や花を使って生花の飾りをこの部屋のあちこちにするのがわたしの役目。
グラスを磨いてテーブルセットをするのが夫の役目。
いつもなら、夫がナプキンを花の形にするんですが、去年はわたしが折り紙の要領で「やっこさん」と
「折り鶴」にしてみました。(これは友達のアイデアを拝借したのです。)なかなか好評でしたよ。
天井から下がってる電気にくっついてる緑色のは、フランス語で「ギー」と呼ばれる“やどり木”です。
お庭を散策中に、庭の木に寄生しているのを発見したので義父に言うと、早速切ってました。なので
こうして飾ってみたんです。(やどり木は、放置しておくとどんどん増えて、最終的に宿ってる木を
取り殺してしまうので、早めに切って捨てるほうがいいんです。)


お友達のみなさん、今年一年、こんな拙いブログによくお付き合いくださいました。
どうもありがとう。

みなさん、すてきなクリスマスを、

           そして、良いお年をお迎えください。


郵便局へ行った -切手の話-

2005-12-23 01:53:42 | Weblog

年賀状作り(というか宛名書き)に追われる中、しんどくなって「うぅぅぅっ!!」ときて息抜きに
ブログ書いております。(苦笑)←そんなヒマあるならいくらでもやることあるだろ!というツッコミ
はやめてね・・・。

さて。
先ほど郵便局へ行ってきました。切手を買うためです。
フランスから日本へ20g以内の封書を送る場合は0.90ユーロかかるんです。
でもクリスマス&年始用デザインの切手は、フランス国内価格(0.53ユーロ)なので、0.37ユーロ
不足するので、それを買い足しに行ったんです。

郵便局は案の定、長蛇の列。ざっと20人ほど居たでしょうか。わたしは入り口のドアに背中が
当たりそうになりつつ最後尾につきました。6箇所もある窓口は3箇所しか開いておらず、それが
この長蛇の列を作る原因です。

列の中で3分ほど待っていると、わずかに前進。
そしてわたしの直前にいた中年カップルと、そのまた直前にいるオジサンが会話してました。
オジサン「いつもこうだよな~」
女性「ほんとにね。まったくイヤになるね。」
オジサン「ヤツら休憩してんだゼ。ほら、タバコの臭いがするだろ?」
男性「うんうん。それでオレらは後回しか。」
女性「ヤ~ねぇ・・・」
と、そこで変な団結というか友情が芽生えるのが、フランスというものです。
皆辛抱強くただ待ってるだけではなく、実際はこうしてグチり合って慰めあっているのです。

実際にワタシはどのくらい待たされたのか、時計を見てなかったからわからないけど、かな~~~り待た
されました。でもそれ以外方法が無いので、焦ってもムダだから、ぼーっと待ってましたよ。アホみたいにね。
で、ようやくわたしの順番が。
しかし、これがさらなる問題を引き起こした・・・。

わたし「ボンジュール。 日本へカードを送りたいんですが、このクリスマス用切手は沢山
   買ってあるので・・・日本へは確か0.90ユーロでしたよね?だから後0.37ユーロぶん
   不足してるんですよね?」
局員「えっと・・・・・日本へは・・・0.90ユーロだったっけ?」(←何故ワタシに聞く???)
局員「あぁ、0.90ね。で、不足分って・・・計算してみなきゃわかんないよ。え~っと・・・」
と紙を鉛筆で暗算を始めるが、なかなか計算できない様子。(←何故電卓が手元に無いんだ!?!?)
数回計算して、ようやく理解したらしく、
局員「不足分は、0.37ユーロだね。」と言う。
だからワタシがさっきそう言ったじゃないか。「0.53+0.37が0.90になるかどうか?」を計算すれば
良いだけのことではないか。こんなの電卓があれば一瞬。(無くてもそんなに暗算に時間かかるのか?)
わたし「そう、その0.37ユーロぶんの切手を、40枚(40セット)ください。」

そしてさらに、フランスの切手のシステムの悪さが問題を悪化させた。
日本だと、切手は「1円、5円、10円、20円・・・」って感じになっていて、けっこう便利な気がする
けれど、フランスはとっても不便。わたしはフランスの切手の額面の全種類は知らないんだけど
今までの購入経験からして、0.37ユーロぶんなんて頼むとけっこう大変なことになっちゃうのです。
(今回それはすでにアタマにあったので、戦う気持ちで郵便局へ来ていました。)

局員「えっとねぇ~、0.37ユーロの切手なんて、無いんだよね。」(←知ってるよ、そんなこと。)
局員「だからね、えっとね・・・ あれ?どうすりゃいいんだ?」
ここでしばしアタマをひねる局員。
局員「0.37ユーロってことはだね、えっと、0.10ユーロが3枚と・・・0.1ユーロが・・・」(←オイオイ)
局員「なんかややこしくなってくるな。0.40ユーロの切手もあるけど、これじゃ払いすぎ
   になっちゃうしね。」(←当然でしょ。だから0.37って頼んでるんじゃないの。)
もう、この時点ですでにわたしの口から「0.30ユーロ切手と、0.05ユーロ切手と、0.01ユーロ切手2枚とで
0.37になるでしょ?」という言葉が出そうになってました。
わたし「確か0.20ユーロ切手があったはずですが。」(←実際、つい最近までウチにそれは
   あったから、存在してるはず。)
局員「あ、それもうねー、無いんだよ。」(←ホントか???)
もう、とにかく何でもいいから0.37ユーロぶんの切手をくれ!!!

ようやく、鈍いアタマで局員は計算を終えた模様。
局員「0.10が3枚、0.05が1枚、0.02が2枚で0.37にしますね。」
と言い残して切手を探しに行った。(0.10切手が大量に必要なので、手元に無かったから
取りに行ったらしい。)
そして、ここでまた延々と待たされた・・・・・

かな~り待たされてから、局員は戻ってきて、再び計算をはじめた。
局員「えっと、アレ?何枚だっけ?」と独り言を言いながら、
局員「0.30を?何枚いるの?」
わたし「40セットです!」
局員は再び手元にある大量の0.10切手を見回しながら、わたしに聞く。
局員「で? えっと、何枚いるんだっけ??」
わたし「40です、よんじゅう!!

わたしは、日本の郵便局が大好きです。窓口の局員さんは丁寧かつ迅速に対応してくれるし、
何より信頼できる。「小包の、一番安い送り方はどれですか?」なんて質問をしても、いろんな
マニュアルを調べてきちんと回答してくれてた。
それと比べてこのフランスの郵便局ときたら・・・・・・・

(話を再び窓口へと引き戻す。)
局員は、手元にある大量の0.10切手を眺めつつ、「どうやって0.30×40を作ればよいのか?」
に相当アタマを悩ませている様子。
0.30=0.10×3 だから 0.30ユーロぶんの切手を作るためには0.10ユーロの切手が3枚必要。
それが40セット要るんだから、3×40で120枚ってことはごく簡単な掛け算のはず。
(このあたりから、ワタシの中でイライラの炎がメラメラと燃え上がってきました。笑)
“ワタシだってね、小学校の時から算数はニガテだったのよ!だけどね、このくらいの計算なら
暗算ですぐできるわよ!!!”と局員に言ってやりたかった。
っていうか、なぜ電卓を使わない???

散々待たされ、散々イライラさせられた挙句にようやく切手が手に入りました。
局員のおっちゃんが計算間違いしないように、わたしは窓口の防犯ガラスに顔がくっつかんばかりに
なりながら、おっちゃんの手元をにらみつけていました。
しかし、ちゃんと枚数は合ってた。最終的に、おっちゃんの計算は正しいものとなったのでした。
そして、「僕はもうこれで仕事オワリだからね。さようなら。」と言って自分の窓口のシャッターを
閉めた。わたしも、計算が合っていたことに敬意を表して?「ありがとう。」と言って去りました。

こんなことはフランスでは日常茶飯事で、これでイライラしてたら身がもたないんです。だから
イライラ話をネタにするのではなく、この局員のおっちゃんの頭の回転の悪さをネタにしたかった
んです。(これが回転寿司なら、とっくにネタが腐ってるよね・・・)


で・・・・・帰宅後、合計6枚ずつの切手を追加して貼ることになったワケなんですが。
めんどくさ~~~い!!!(怒)
というワケで、ちょっと遊んで鹿の子模様にしてみました。(←よけい面倒???笑)

年賀状を作ったり書いたりするのはけっこう好きなほうなんですが、封書の宛名を書いたり切手を
貼ったりとかの事務的な作業が、特に今年はけっこう重荷に感じます。
はぁ~っ
(年とったってこと???)