MacTiger!

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映画評論9「ニュー・シネマ・パラダイス」(1989年 イタリア)

2005-10-29 17:46:56 | Weblog
(ストーリー)

 第2次大戦後のイタリア、地方の村の映画館に入り浸れる少年トトは、映写技師アルフレッドに怒られながらも映写室に出入りする。母親にしかられているところをアルフレッドが機転をきかせたすけたことから、トトとアルフレッドの間には友情が深まっていく。しかし、映画館が火事にあってしまいアルフレッドは失明してしまう…
 映画好きの少年と映写技師との交流と、少年の成長を描くヒューマンドラマ。アルフレッドの台詞が含蓄深い。

DVD

(評論)☆☆☆
 本作品は、トトの少年時代、失恋を描く青年時代、最初と終わりの現代のトト(アルフレッドの葬式)と3パートの構成となっている。アルフレッドのトトに対する愛情と厳しさ、過去の思い出に対するノスタルジィはじんわりとさせる。
 また、当時の時代背景、社会背景として、教会の神父が映画の検閲をして、ラブジーンをことごとくカットしていたシーンや、最後にそのカットされたフィルムがアルフレッドの遺品として残されたのはニヤリとさせられる。
 ただ、中盤のトトの青年時代はちょっと中だるみした感じなのはおしい。
 ジュゼッペ・トルナトーレ監督は、本作品でアカデミー賞の外国映画賞をとっている。音楽(エンニオ・モリコーネ)も非常に映像にマッチしている。
 一度見て損はないと思うので☆3つのお勧め。

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