さすがに20時間以上寝るのは寝過ぎですね。今日は仕事します(笑)。ところで、古代日本史って、文献もはっきりしないので、研究者の主張は百家争鳴の様相ですね。著名なものは邪馬台国論争。畿内説と九州説が大きく対立していますが、近時のおもしろいのは、邪馬台国東遷説で、九州にあった邪馬台国が畿内に移り大和朝廷となったとするもの。九州説に依拠しつつ邪馬台国が大和朝廷に発展したという畿内説と接合するものといってもよい。これは古事記、日本書紀の神武東遷神話を邪馬台国東遷を物語るものという大胆な学説。もちろん批判も多い。通説的には邪馬台国=畿内説らしいのだが、魏志倭人伝の解釈が強引すぎるし、当時の邪馬台国の風俗が南方系のようで、ちょっと違和感がある。卑弥呼の古墳でもでてくればよいが、出てきていない。
一番不思議なのが、日本、大和朝廷の正史である日本書紀に邪馬台国、卑弥呼の記載がないことである。日本書紀は、神功皇后を卑弥呼に比定するかのような記載を残すのみであるが、韓国侵攻の話と独身でなかったことなど卑弥呼の魏志倭人伝の記載とは整合しない。それゆえ、邪馬台国不存在説もでてくるわけであるが、魏志倭人伝がまったくのでたらめである可能性以上に日本書紀も歴史的事実をすべて正確に記載しているわけではないのも確かである。特に神武天皇をはじめ架空の神話があると認識が通説的理解である。
こうなると、邪馬台国論争は薮の中である。古墳などの物証がでるまで、論者は好きなことをいっていよい表現の自由の世界ですな。20年くらい前に星野之宣のマンガ「ヤマタイカ」という邪馬台国をテーマにした伝奇SFがあった。卑弥呼=天照大神説、邪馬台国東遷説もこれではじめて知ったものだ。入門的には非常におもしろいです。山岸凉子の「青青(あお)の時代」も邪馬台国を舞台にしたマンガ。これもおすすめ。
というわけで、日本古代史、謎が多い分、マンガや小説の題材にしやすいのでは?
一番不思議なのが、日本、大和朝廷の正史である日本書紀に邪馬台国、卑弥呼の記載がないことである。日本書紀は、神功皇后を卑弥呼に比定するかのような記載を残すのみであるが、韓国侵攻の話と独身でなかったことなど卑弥呼の魏志倭人伝の記載とは整合しない。それゆえ、邪馬台国不存在説もでてくるわけであるが、魏志倭人伝がまったくのでたらめである可能性以上に日本書紀も歴史的事実をすべて正確に記載しているわけではないのも確かである。特に神武天皇をはじめ架空の神話があると認識が通説的理解である。
こうなると、邪馬台国論争は薮の中である。古墳などの物証がでるまで、論者は好きなことをいっていよい表現の自由の世界ですな。20年くらい前に星野之宣のマンガ「ヤマタイカ」という邪馬台国をテーマにした伝奇SFがあった。卑弥呼=天照大神説、邪馬台国東遷説もこれではじめて知ったものだ。入門的には非常におもしろいです。山岸凉子の「青青(あお)の時代」も邪馬台国を舞台にしたマンガ。これもおすすめ。
というわけで、日本古代史、謎が多い分、マンガや小説の題材にしやすいのでは?
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