フランシスコ・ホセ・デ・ゴヤ・イ・ルシエンテス(Francisco José de Goya y Lucientes, 1746年3月30日 - 1828年4月16日)は、スペインの宮廷画家である。従前紹介した19世紀のアーティストたちからすると100年さかのぼる、18世紀末フランス革命の嵐がヨーロッパをめぐり、絶対王政から近代国家の狭間、民族主義、自由主義の思想が席巻した時代に、スペイン王家の宮廷画家として活躍した。しかし、聴力を失うという悲劇にみまわれるが、今日でも著名な作品、裸のマハなどは聴力を失ってからの作品。サンプルは「巨人」。軍隊の前に立ちはだかる巨人は、スペイン民衆の象徴にもみえる。晩年は不遇だったためか、暗い作品が多い。また華やかな宮廷画でも人間のリアルな表情を再現しようとしている。
この「巨人」、21年前に上野美術館で原画をみたことがある。圧倒的な迫力は、なんとも印象的であった。永井豪のSFコミックで「バイオレンスジャック」というのがあるんだが、その巨人のイメージとダブるように感じたのは私だけも…
ゴヤの画風は、18世紀のロココ調から脱却し、リアリズム、光と陰の色彩を重視しており、まさに近代絵画への変遷を代表する画風である。裸のマハの色っぽさは写真ではあらわせないものであろう。単なるリアルというより、理想的美の創造といってもよい。まあ、ともかく機会があれば、本物か、写真集をご覧ください…
作品
この「巨人」、21年前に上野美術館で原画をみたことがある。圧倒的な迫力は、なんとも印象的であった。永井豪のSFコミックで「バイオレンスジャック」というのがあるんだが、その巨人のイメージとダブるように感じたのは私だけも…
ゴヤの画風は、18世紀のロココ調から脱却し、リアリズム、光と陰の色彩を重視しており、まさに近代絵画への変遷を代表する画風である。裸のマハの色っぽさは写真ではあらわせないものであろう。単なるリアルというより、理想的美の創造といってもよい。まあ、ともかく機会があれば、本物か、写真集をご覧ください…
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