最近は石見銀山が世界遺産に登録されたことから、観光客も増えているようです。
ここで産出された銀は一時世界の経済に貢献するほど大量に取れたとの事です。
何しろこの坑道は皆人力で彫ったのもだったため、入口も狭く坑内も立って歩くのが難しい所もあるようです。今でも多くのまだ未調査な所が多いそうです。今回・・内部を調べるための探査ロボットを、松江工業高等専門学校の学生たちが製作し、実際に3カ所の間歩にロボットが入り、今まで知られていなかった竪坑などを確認したそうです。
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この石見銀山には、坑道が約600あるそうですが・・・、公開されているのは龍源寺間歩と大久保間歩の二つだけなそうです。ですから多くの間歩は、奥がどうなっているのかほとん調査されていないのだそうです。
そこで、石見銀山探査ロボ隊は、松江高専の久間(くま)英樹准教授(45)の指導のもとに、学生の卒業研究として作製したのだそうです。
その中には・・・タイヤで走るクルマ型や無限軌道で移動する戦車型、ロープにつられて縦穴を上下するウインチ型など、幅約20センチ、長さ約60センチ、高さ約30センチほどのロボットなどを全部で15台も作ったそうです。
それらの部品は多くは家庭にある風呂のマットを加工して滑り止めに使うなど、部品の多くは廃材を利用したとの事です。
このロボットはなかなか良くできていて、有線で操縦し、ライトを積んで内部を照らしながら、間歩の内部をハイビジョンカメラで撮影したそうです。
その中でも・・・82号と呼ばれる間歩では、23.5メートル先の一番奥まで到達でき、撮影に成功したとの事です・・・
このように地域の高校生の力で作られたロボットは、今後地震などのときも多いに役立つでしょうネ・・ガンバレ高校生・・・