嘘のない嘘日記 １１月２９日

　やっとまともな日記が書ける気がした。
　が、いま小生の周りには（パソコン室なので）女生徒がたくさんいる。
　おかげで気が散ってまともな思考ができそうにない。
　なぜ近くに男子がいないんだ？
　単なる偶然なのだが、とても理不尽である。
　まぁそんなことはさておき。

　言い忘れていたが、小生、国家公務員になった。
　このあいだの日曜日に突然、
「あなたは今日から国家公務員です」
　と言われた。
　それは郵便局の年末年始アルバイトの説明会でのことであった。
　小生、少し前に風邪にむしばまれた体にムチ打って郵便局の面接を受けた。
　その場で即、採用となり、説明会に来てくださいと言われた。
　また風邪ウイルスに冒されたボロボロの体にムチ打って説明会に参加すると、今日から国家公務員です、と郵便局の偉い人が言ったのである。
　配られた冊子の最初のページにも同じ文句が書かれていた。
　というわけで小生、今は国家公務員である。
　しかしいつから郵政民営化になるのかとか、そういう社会的なことはなにも知らない。
　いいのか？

　今、長編推理小説を執筆している。
　まだ事件が発生していないのに原稿用紙４０枚ほどになっている。
　このままではジャンプ小説大賞の規定枚数２００枚を超えてしまう可能性が大だ。
　超えてしまったときは無理やり縮めるかほかの賞に応募するしかない。
　完成度を保ったまま縮めるのは難しいので、おそらくほかの賞に応募することになるだろう。
　ということはもしかして、これとは別に、ジャンプ小説大賞用の作品を書かなければいけないということか。
　それはめんどくさいな。
　……と、作品が完成する前に思案する小生は馬鹿ですか。