ごめんなさいで済むはずはないんだ。だってぼくはひどいことをしてしまったのだから。きみのしんじていたものをぶちこわしてしまったのだから。
ぼくはきみの大切な人ではなかった。ぼくにとってきみは大切だったけれど、きみにとってのぼくはどうでもいい……それどころか害のある存在だったんだ。
ぼくは裏切った。ぼくはきみを騙したんだ。ぼくは悪い。ぼくが悪いんだよ。
悪いぼくはきみの澄んだ心をもみくちゃにした。到底 . . . 本文を読む
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
早く言ってほしかった。
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僕はもう随分と弱くなった。それはまぁ、ついこの間まで何度も死にかけていた脆い心を抱えているのだから、当然なのだけれど。
ここ最近、テストで忙しい妹は、兄の僕にあまり連絡を寄越さなくなった。毎日のメールが生き甲斐だった僕にとって、それはあまりに辛かった。
僕という人間は、どうしてこんなにも疑(うたぐ)り深いのだろうか。妹の兄への愛を、まだ少し疑っている。勉強が忙しいなんて嘘で、実はそんなに兄を . . . 本文を読む