「ニヴェルのジャン」幻想曲は、1881年ポール・タファネル(1844~1908年)により作曲されました。この曲は、1880年に作曲されたドリーブのオペレッタ「ニヴェルのジャン」がテーマにされています。
タファネルはフルートの練習法を確立した人で、教則本が有名ですが、オペラのファンタジーも美しい曲を書いています。
トマの「ミニョン」「フランチェスカ・ダ・リミニ」ウェーバーの「Freisvhunt」のファンタジー、そしてこのドリーブの「ニヴェルのジャン」です。
クレマン・フィリベール・レオ・ドリーブ(1836~1891年)は、フランスバレエ音楽の父「コッペリア」や「シルヴィア」「泉」を書いた人ですが、オペレッタも「ラクメ」など何曲か残しています。
「ニヴェルのジャンと言うオペレッタは、今では演奏されることがなく、調べていますがまだ見つけられません。
替わりに
ニヴェルは、フランス北部、ベルギー国境近くの町で、ニヴェル川沿岸にあります。
「末っ子ルセル」というフランスの童謡に、臆病者の代名詞で、「ニヴェルのジャンの犬」と言う表現されています。
15世紀のベルギーの伝説に、父親から戦争に行くようにといわれたのを拒んだ二ヴェル村のジャン。というのがあるそうです。戦争から逃げ出した、臆病者のジャン。と言う言葉が生まれたかもしれません。
曲はマンドラゴラのバラード(Ballade de la Mandoragore)、
射手の行進とトリオビュッフェ(Marche des Archers et Torio Bouffe)、
ミル(小麦挽き機)の小さな物語(Fabliau du Moulin)からなっています。
どんな歌か今はわかりませんが、なんだかおもしろそうでしょ。
引き続き調べますが、もしご存知の方情報いただければうれしいです。
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