音楽の喜び フルートとともに

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モイーズとショッカー

2011-05-04 23:12:41 | 音楽

昨日見た琵琶湖。黄砂のせいで、視界が悪いです。太陽も昼間でもこんな感じ。

これは、トケイソウの一種で、パッシフローラインウォルクラータ。地上の太陽のようです。植物園でしか、出会えなさそうな花です。
C#moll F#moll G#mollをモイーズのスケールとアルペジオの練習。4回ずつ繰り返すと2時間。午前中かけてやっていると、音とタンギングの間にタイムラグが生じてしまっていることが、はっきりしてきました。

首やあごの筋肉の周りも緊張があります。
モイーズはソノリテにこんなことを書いています。
「舌を歯の間から出して、タンギングする」
このような強いタンギングは、ロスが多くて使用頻度は低いように思えます。
しかし、やってみると、緊張がゆるみ、舌の持つ可能性が広がるのを感じます。

ショッカーが「舌のことを忘れて、眉間と眉間の間に力をいれるんだ。」とタンギングの多い曲で言っていたのを思い出します。

逆説的ですが、舌を思い切り動かすこのような課題は、舌の可動域を広げると同時に、舌のことを忘れるのに役立ちます。
ゆっくりと歩きながら、早口でおしゃべりしたり、手をひらひらと早く動かしたり、というような、連携しているけれど、全く別のテンポで部分を動かすというような、動きは、普段無意識にやっていますが、意識的に動かすとなるとつい力が入ってしまったり、緊張して動けなかったりします。

フルートを演奏するということは、連携が必要だけれど、一方で全く別の動きをするというような身体の動きを常にすることです。

だからショッカーは、歩きながら、おじぎしたり、足を上げたりしながら、練習することを勧めていたのだと思います。

今日はそのショッカーとモイーズの言っていたことが私の中で繋がったような気がしました。


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