ギターの米澤さんから、分厚い封書が届きました⁉️
開けてみると、3冊の楽譜。
一冊はイベールの「間奏曲」
ジャック イベール(1890-1962年)パリ生まれ、パリ没 は、フルートを吹くものにとっては、とても大切な作曲家です。
フルート協奏曲は、いつもどこかのコンクールの本選課題曲だし、フルートとピアノのための小品や、ハープとフルートのための小品も本当に美しいです。
このギターとフルートのための間奏曲もその一つ。1935年作曲、37年初演。
スペインのフラメンコを思わせるリズム、疾走するフルート、咆哮するギター。
他の曲とも全く似ていません。
スペインの曲と言われればそう思ってしまいます。
第二次大戦では軍人として戦い、戦後は時代の最先端ともいうべき映画音楽をたくさん書きました。
西洋人が日本の曲を作曲したら、違和感を感じることが多いですが、イベールが書いたら日本人が書いたものだと思ってしまうかもしれません。
そういう、何か時代や国の空気を完璧に近いまでに読み取る感性と、それを自分の血肉に取り込み新しいものとして作曲する能力に優れた人だと思います。
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