「紫の薔薇」というと、美内すずえさんの名作「ガラスの仮面を」を思い出してしまいます。紅天女はどうなるのかなぁ?
今朝のレッスンはケーラーの子守唄とモーツアルトのアンダンテ。
レッスンのいい所は、何度も同じ曲をレッスンすることによって、その曲のことをより深く理解しようとしたり、自分が演奏するだけでなく、人の演奏を聴くことで、思いもかけない角度から、曲を見ることができることです。
ラルデ先生が昔言っておられたのは、音楽は「愛」
その時は、何のことか良くわからなかったけれど、
誰かが書いた昔の楽譜を、さまざまな角度から何度も何度も見つめ、演奏することで、深く理解していく作業。その過程そのものが「愛」ではないのかと最近思います。
自らの考えや、感じ方をしばらく置いておいて、相手の考え方をただ知り、理解しようとすること。
しかし、自分の演奏に対しても、自分の体や心がどうなっているのか?唇や、呼吸や、指先に至るまで、意識し、知ろうとしなければ、その楽譜を再現することができません。
かわいがって甘やかすのは、エロスの愛。
相手を理解しようとするのがアガペーの愛だとすると、音楽の作業は、作曲家に対するのと同時に自分に対する愛の作業ではないかと思います。
それに長い年月多くの人に愛されてきた曲は、人の持つ、明るいところ、美しいところ前向きなところを表現されているに違いないのです。それが例え悲しみを表現していたとしても。
だから、音楽を聴くと癒され、元気になることが出来るのだと思います。
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