プッチーニのアメリカ

金曜日、次男が熱でお休み。

といっても37.5度。

病院に行ったら、インフルもコロナも陰性。

これから出るかもしれない。ということだったので大事をとって部屋に隔離。

「おかゆしか食べられない〜。」というのでおかゆ製作。

小さなおちょうしにとろろ昆布とアオサ海苔を入れておきました。

すると完食。

朝から母からLineで「くずはモールに行きますが出られますか？」

いつもなら迎えに行くところですが、「着いたらLineください」ということで、待ち合わせ。

守口3曲協会に持っていく枚方銘菓「暁」…どら焼き、こちらでは三笠といいますが。

注文していたのが来たので、買い物ついでに取りに来たらしいです。

フードコートの丸亀製麺でお昼ごはん。

私は食べていたので31でアイスを1つ。

他にも買い物をして、「重たい。」というので「送っていくから。」となりました。やっぱりね。

それがアダになりました。

駐車場に行って荷物を乗せ、母を車に乗せて、カートを返した帰り、車止めに足を引っ掛けて転倒。

右膝の膝小僧と肩を思い切り打ちました。

なんとか、母を送っていって、「病院行きなさい。」というのでその足で整形外科へ。

レントゲンでは、骨折はなかったけれど、「折れてるかもしれないので一週間、安静にしてください。」と先生。

骨折してないけど折れてるかもしれない？

なんだそれ。

とりあえず、痛くて右足は歩けない。

「冷やして下さい。保冷剤をタオルで包んで30分ずつ、休憩しながら」

ということで

痛い。

翌日はじっとしていたら、痛くないけど、立ち上がる時、階段昇るときなど痛いです。

折れてないと思うけど…座って練習はできます。

ジャコモ　プッチーニ(1858-1924年)トスカーナ大公国ルッカ生まれ、ベルギー　ブリュッセル没

宗教音楽家の家系で、唯一人オベラで成功しました。

5歳で父が亡くなり、叔父に音楽教育を受けます。

教会オルガニストの地位につきますが、ヴェルディのオペラ「アイーダ」に感銘を受け、オペラ作曲家を目指します。

リコルディ社のジュリオ・リコルディに「妖精ヴィッリ」で注目され、その後、リコルディ社の委嘱で次々と名作を生み出します。

トスカナ地方のトッレ・デル・ラーゴ

プッチーニ生家博物館になっているトッレ・デル・ラーゴの別荘

に別荘を買いそこで、

「マノン・レスコー」
「ラ・ボエーム」

「トスカ」

「蝶々夫人」

などの名作を次々と作曲します。

1902年珍しがりもあって自動車を購入します。

乗り回していたら交通事故を起こし、骨折します。

1906年台本作家で仕事のパートナーだったジャコーザ

1847-1906ジュゼッペ　ジャコーザ
が他界。

1909年、ドーリア　マンフレーディ事件が起きます。

妻のエルヴィーラが女中ドーリアとプッチーニが浮気していると誤解し、4ヶ月間人前で彼女をなじり、1908年1月ドーリアは服毒自殺します。

エルヴィーラは遺族に起訴され裁判沙汰になります。

一旦は有罪となったものの、1909年10月、示談が成立します。

このご難続きの1907年作曲に着手し、事件で中断しながら、1910年オペラ「西部の女」を初演します。

プッチーニは1907年メトロポリタン歌劇場の招きでニューヨークを訪れます。

そこで蝶々夫人の原作のベラスコの舞台をいくつか見て、「The Girl of the Golden West」に可能性を感じ、オペラ「西部の女」を作曲します。

左からベラスコ、トスカニーニ、プッチーニ

1910年メトロポリタン歌劇場でトスカニーニ指揮により初演されました。

「西部の女」

1849.50年ゴールドラッシュにわくアメリカ　カリフォルニア。

酒場「ポルカ」は鉱夫たちの憩いの場所になっています。

女主人ミニーは、彼らのアイドルで、荒くれ者たちは彼女の読む聖書に耳を傾けたりしています。

保安官のランスは彼女は「もうすぐ俺のもの」と言って、喧嘩になりそうになっていますが、ミニーは気配も察せていません。

ある日酒場にジョンソンというよそ者がやってきます。

ミニーは昔教会てみかけたと思い声をかけます。

ジョンソンは「君は天使の顔をしている」と言い残して去ります。

ミニーはジョンソンを家に招き、愛を確かめ合います。

吹雪で閉じ込められていると保安官のランスがやってきて「ジョンソンは残忍な強盗ラメレス」で、ここまで足跡を追ってきたと告げます。

一旦は彼を匿っていたミニーてすが、「素性も騙していたこともわかった。すぐに出ていけ！」と追い出します。

ラメレスは

「父はギャングだったが、自分は父が死ぬまで知らなかった。残された唯一の遺産、子分一味を用いて、母と弟たちを食べさせなくてはいけなかった。

教会で初めて君を見たとき、真人間の生活を君と始めたい、屈辱的な過去は君には知られたくない、と神に祈った。しかし全ては無駄だった」と出ていきます。

ラメレスは撃たれます。ミニーは葛藤の末、もう一度かれを匿います。

追いかけてやってきたラメレスに「カードゲームをして負けたらラメレスを引き渡し、私はランスと結婚する。勝ったら見逃して。」と頼み込み、カードゲームをします。

ミニーはイカサマをしてゲームに勝ちます。ランスはイカサマに気づいていましたが、約束通り見逃します。

数日後、大規模な山狩りの結果ラメレスは捕らえられ、ランスや鉱夫たちにリンチの末絞首にされようとしています。

ラメレスは「ミニーには、自分は放免されてはるか遠い土地で悔悟の日々を送っていると伝えてほしい」と遺言します。

そこへ馬に乗ったミニーが到着。

ラメレスを自分のものにさせてほしい、でなければ一緒に死ぬ、と哀願します。

彼女の情に打たれた鉱夫たちはラメレスを赦免することに同意し、二人は馬に乗ってカリフォルニアを後にします。

カードゲームのワンシーン。