厳しい夏の間、慰めてくれたタチアオイ。まだまだ、元気です。
10日(土)大阪クラッシク最後の演目は、大阪フィルハーモニーによる、リストの「レ・プレリュード」、レスピーギの「ローマの松」、大栗裕の「大阪俗謡による幻想曲」、東京三菱UFJ銀行の大阪東銀ビルの中で19時半からされます。
無料・・・が、朝8時半から整理券を配り、先着800名。
午前中は、次男の高校の文化祭に行かなくちゃならないので、とても無理。
で、一つ前の公演。
大阪市役所 正面玄関ホールでの、野津臣貴博さんの、無伴奏フルートのコンサートに、Kさん夫妻と行きました。
20分前に着きましたが、着いたら、もう満席。立ち見も3重になっていました。後ろから覗き込んでいましたが、はじまる頃には、私たちの後ろにもびっしり。
「今まで、ゲネで、今日はこの後の本番に遅れるわけにはいかないので、6時半にきっちり演奏が始められるようにしますね。」と、来るなり客席の前で楽器をセットされた野津さんは、ウォーミングアップも無しに、曲目解説も楽しく演奏されました。
曲は、C.P.E.バッハの「無伴奏ソナタ Amoll」と、J.S.バッハ「無伴奏チェロ組曲 第一番 Gdur BWV.1007フルート版」。
C.P.Eバッハは、エマニュエルと呼ばれ、有名なヨハン 大バッハの息子です。
スタイルは似ていますが、やはり時代が変わってきているので違う感じがします。
この、素敵な場所は、本当に音響が良く。人が大勢いるにも関わらず、残響が長い。そのことを計算されているのか、ゆっくりの一楽章などは、たっぷりと通奏低音をとり、ゆったりと長い残響を楽しむことができ、早いパッセージはタンギングを、短めにきりあげることで、音一つ一つが明確に聞こえてきました。
無伴奏チェロは、有名な曲で、誰もが一度は耳にしたことがある曲ですが、フルート版は、フルートようなので始めの楽章は音程が高く、少し違和感がありますが、それを忘れさせるような、素晴らしい演奏で、後の楽章になるほど、楽しくなってきました。
今回は、ルイ・ロット。モイーズやゴーベールが吹いていたと言うあのメーカー。
「しょっちゅう、メンテナンスに出さないといけませんが、これが、やはりいいんです。」といとおしそうに言われてましたが、7日に同じ奏者で聴いた音とぜんぜん違います。私はこちらの方が好きですが、さあ、みなさんはどうでしょうか?
2曲演奏が終わると、アンコール。有名な「アルルの女」間奏曲。
演奏しながら、座席の間を歩き回り、後部立見席まで、終わったかな?と思ったら、また復活。そのままエントランスを出て、御堂筋へ。お客さんたちもにこやかに、後を着いて歩き出します。
淀屋橋を渡り、信号を待つ間も、ずっと音楽を聞きながら、対岸へ、そして最後の会場、東京三菱UFJ銀行へ。ほとんどの人が移動するみたいですが、整理券がなくて入れないとわかっていても、私みたいに、ついつい子どものようにわくわくして後ろをついていった人も多いみたい。
「レミング?いやいや、ハメルンの笛吹きみたいですね。」と、見知らぬ隣を歩く人と思わず顔を見合わせて、笑い合ってしまいました。
楽しかった。来年もぜひ来たい。
最新の画像[もっと見る]
とてもよく伝わってきました♪
コンヴェンションのレポート(?)も
参加したように思えてきます。
私も、地元だったので行ってました。
とても有意義な3日間でした。
美しいいい所ですね。
実際には、半分も聞いたことをお伝えできてないように思います。
もともと記憶力が薄いので、自分が、自分の脳に刻みつけようという利己的、不純な目的ではじめたこと、そんな風に言って下さって、本当に、恐縮してしまいます。
コンヴェンションは本当に有意義でしたね。楽しく刺激的。
どこかですれ違っていたのかな?