シネブログ

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『イルマーレ』

2007年04月08日 10時20分14秒 | 映画レビュー
原題 THE LAKE HOUSE
製作年度:2006年
上映時間:98分
監督:アレハンドロ・アグレスティ
出演:キアヌ・リーヴス 、サンドラ・ブロック 、ショーレ・アグダシュルー 、クリストファー・プラマー 、ディラン・ウォルシュ 、エボン・モス=バクラック
オススメ度:★★★★☆

ストーリー:
静かな湖の岸辺に建つガラス張りの一軒家。ここに住む女医のケイトはシカゴの病院に着任することになり、愛着のあるこの家から引っ越すことに。彼女は次の住人に自分宛の手紙の転送を頼もうと、郵便受けにメッセージを残した。一方、建築家のアレックスは子ども時代の懐かしい家族の思い出が詰まった湖の家を買い取り、そこへ引っ越してきた。彼はそこで郵便受けに奇妙な手紙を発見する。それは、ケイトが残していったあの手紙だった。しかし、この家は長いこと空き家になっていたはず。不思議に思い、アレックスはケイト宛に返信を送る。やがて2人は、ケイトが2006年、アレックスが2004年の時代にいることを知るのだったが…。



コメント:
あまり感情を表に出さず、どんな状況であっても常に冷静に対応しあうアレックスとケイト。そんな大人の恋愛を思わす純愛ラブストーリーだ。いうまでもないがこの映画のキーアイテムは2004年と2006年を結ぶ不思議な郵便箱である。まず「こんなのあり得ない!」と言いつつも、それを文通だけの道具として真面目に使っている二人に感動を覚える。僕がそんな不思議な郵便箱を見つけたらもっと別のものに使うことに違いないだろう…ってそんなことは今はどうでもいいな(笑)とにかくこの郵便箱は2年という時間差をもっているところがとてもリアルでおもしろい設定だ。

過去に同じような設定で『オーロラの彼方へ』という映画があった。この映画は、現在の自分と30年前の父親が無線機を使って繋がるというファンタジードラマである。こちらも未来と過去をうまく利用して展開する物語がとてもおもしろい。これらの映画を一言で語ってしまうと、「何か特別な状況下で繋がった人間には目に見えない特別な感情が芽生える」ということだ。それは誰の人生の中でも必ず一度はある出来事だと思う。まさに運命の出会いというやつだろう。

本作のような郵便箱はあり得ないが、やっていることはただの文通であって特別なことをやっているわけではない。この映画で伝えたいことそれは、恋愛は目に見えているものが重要ではなく心の奥に眠る気持ちを一番大切にするべきだということなのだろう。シンプルなことだがそれが一番難しいということを本作では気付かせてくれる。諦めてしまう恋がどんなに辛いものかということも…。

主演のキアヌ・リーヴスとサンドラ・ブロックは『スピード』以来の再共演。実際の絡みは少なかったもののなかなかお似合いのカップルでいい雰囲気を醸し出している。また本作で気付いたのだが、サンドラ・ブロックは心の感情を表現するのがとてもうまい女優だ。恋に悩む大人の女性をやらせるととても自然でリアルに感じることができる。それを発掘できただけでも観てよかったと思える作品であった。


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1 コメント

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こんにちは (イケイケ芸能人)
2007-04-08 13:51:50
はじめまして^^

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