シネブログ

このブログは映画に関する記事を書いています☆

『ホリデイ』

2007年04月01日 17時45分01秒 | 映画レビュー
製作年度:2006年
上映時間:135分
監督:ナンシー・マイヤーズ
出演:キャメロン・ディアス 、ケイト・ウィンスレット 、ジュード・ロウ 、ジャック・ブラック 、イーライ・ウォラック 、エドワード・バーンズ
オススメ度:★★★★★

ストーリー:
ロンドンの新聞社に勤めるアイリスは、未だに忘れられずにいた元恋人の婚約発表を目の前で見せられ動揺する。一方、ロサンジェルスで映画の予告編製作会社を経営するアマンダは、相手の浮気が原因で同棲中の恋人とケンカ別れしてしまう。そんな傷心の2人は、インターネットを介して出会い、“ホーム・エクスチェンジ”することに。それは、お互いの家を交換し、相手の家具や車を自由に使えるという休暇の過ごし方。こうして、まったく違う環境で2週間のクリスマス休暇を送ることになったアイリスとアマンダ。やがて、アイリスはアマンダの仕事仲間マイルズと、一方のアマンダはアイリスの兄グラハムとそれぞれ出会い、そして恋に落ちるのだが…。



コメント:
とにかく俳優をうまく起用した映画だなと思う。
ロンドンを舞台にキャメロン・ディアスとジュード・ロウのストレートな恋愛を。そしてL.A.ではケイト・ウィンスレットとジャック・ブラックの少しスパイスを効かせた恋愛を。どちらもきれいに収まった内容で、特に違和感を感じることもなく入りやすい展開でとても心温まるラブストーリーに仕上がっている。
それにしてもキャメロン・ディアスとケイト・ウィンスレットの可愛いこと。恋に悩む役柄とはいえ、二人とも明るくて見ているだけで元気が出てくるとても魅力的な女性だ。キャメロンはこの上ないほどの笑顔を見せてくれてとにかくかわいい。笑顔だけは誰にも負けない存在だ。ケイトは感情の変化を演じるのがうまい。今まで様々なジャンルの映画に出演し幅の広い演技を経験してきたことを存分に発揮している。
個人的にジュード・ロウは『クローサー』のときのちょっと情けない役のせいで恋愛映画は無理だろうと思っていたのだが、今作で一気に高感度が戻ってきた。なんとなくエロかっこいい感じの役をやらせると勝るものは他にいないことを実証している。
ジャック・ブラックに関してはやっぱりコメディアンだね。まあ恋愛には笑いも大事な要素なので、彼の演技にはとても魅力を感じた。特にビデオショップでのユニークな映画紹介はおもしろかった。彼にうってつけの役であったといえよう。ちなみにこのシーンでダスティン・ホフマンが出てくるのも映画ファンとしてはうれしいおまけだ。
おそらくこの映画を観たら出演者のほとんどを好きになることは間違いないだろう。

あと使用されえいる音楽がいい。ほとんどが有名なクリスマスソングだけど、映画の内容とピッタリでとても気分が載せられる。最高の組み合わせだと感じた。

本作で監督・脚本・製作のナンシー・メイヤーズは恋愛ものに関しては一流の存在だ。実は彼女の手がけた作品をほとんど観たことがないのだが、本作を観てぜひ過去の作品を観てみようという気になった。今後も彼女が関わる作品には期待したいと思う。

残念なのは、この映画がクリスマスシーズンに公開されなかったこと。映画の内容がクリスマスなので同じ時期に観ると更に良い作品にみえること間違いなし。もしレンタルまで待とうと思っている人は、ぜひクリスマスに恋人と一緒に観ることをオススメする。


最新の画像もっと見る