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レッドクリフ Part II

2009-04-26 13:12:21 | TV/映画/舞台
友達に誘われてレッドクリフPart IIをみてきました。最終回を見終わったら11時ぐらいで、さすがにぐったり。映画は実に久しぶりです。一年ほど見てないんじゃないかなあ。

親が三国志や論語あたりの中国古典がすきだったので、うちには三国志の本は何パターンかころがっていました。それで、話はだいたいわかります。赤壁といえば、孔明が矢をとってきた話に火攻め、というイメージ。

ちなみに、前作はテレビ放送したときにみました。映画をさそわれたので、とりあえず前作をみてから決める、と返事したのでした。まじめに見ちゃうと残酷なシーンがわんさかあります。が、なかなかおもしろいものでした。三国志だと孔明の引き立て役でしかない(^^; 気の毒な周瑜が主人公になっていて、たいへんまともにかかれているではありませんか。たぶん、あんなかんじの人だったのでしょう。耳が妙によく、優しく聡明で勇敢、という人柄がうまくかかれていたし、周瑜と孔明が琴をひくシーンはおもしろかったです。周瑜はたいへん美男だったということなので、ぱっと見た目がトニー・レオンでホントにいいのかどうかはともかくとして(笑)孔明も三国志を読んでると、神様かなにかのようで、恐れ多いのですが、映画版は適度に肩に力がぬけていて、よいかんじでありました。張飛や関羽よりも趙雲が目立っていましたねえ。残虐度を考えさえしなければ、大人数を集めた戦闘シーンも迫力がありました。

で、見に行ったのは、友達がいうとおり、テレビの画面でちまちまみるより、大画面のほうがいいにちがいないと確信したから。

で、実際に見てみますと...

たしかに、クライマックスの赤壁の戦いは迫力満点でした。アクションも工夫してとってありましたし。孔明が矢をとりにいく例のエピソードが繰り広げられるのもおもしろかったです。周瑜の剣舞のところとか、カンフーサッカーのような蹴鞠の試合とかも。

でも、Part Iのほうがおもしろかったのじゃないかしら。戦闘シーンは迫力満点だったものの、一晩経過すると、炎が燃えさかっているのを見た記憶しかよみがえってこないわけ。

まあ、でもあの迫力だけで許すとしましょう。

問題なのは女性陣のエピソード。ムリがありすぎました。孫尚香が密偵となって敵陣に忍び込み、そこで蹴鞠の上手な兵士と仲良くなり、淡い恋心を抱くものの、赤壁の戦いで相手が目の前で死んでしまう、というエピソードは、いくらおてんばでもお姫様が何日も男の振りをして敵陣に一人ででむいてスパイ活動をやるなんてありえないだろう、と突っ込みをいれたくなりました。そりゃ、Part Iから伏線ははってありましたが。しかし、パート1では史実(後に劉備と政略結婚をし、武装した女官に警備にあたらせてこわがらせたという話があります)を踏まえて、うまくアレンジしていたのに、パート2ではやりすぎたかんがありました。小喬が戦いの直前に曹操を訪れ、戦いの時間を遅らせることで呉軍を勝利に導くエピソードも、漫画そのもの。あの二つの話がおもしろかった、というコメントもありましたので、あくまで個人の好みですが、この二つのエピソードに関しては、しら~っと見てしまいました。アクション映画だから別にいいのかなあ...

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テレビ版もけっこう長い放送枠がとってありましたが、たぶん、あれでもだいぶんカットしてあるんでしょうね。DVDを見る価値はあるかもしれません。





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