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白鳥の湖

2006-01-24 19:26:45 | ダンス
熊川哲也 白鳥の湖

ポニーキャニオン

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Swan magazine (Vol.2(2005冬号)の特集が「もっと、白鳥の湖」でした。

当たり前かもしれませんが、私が一番見ている演目はこの白鳥の湖。ロシアのバレエ団が関西で公演をやると、白鳥とくるみ割りという組合せが多いせいもあります。東京の演目とくらべて、他のがみたい、とむくれることがあるんですが、音楽はよく知ってるし、解釈や演出がバラエティに飛んでいるし、同じバレエでも主演が誰かによってぜんぜんちがうしで、やはりいい演目ですね。劇場にいくと、二幕を生で見れるだけで目がうるうるしています(笑)主演が特によくなくても、ある程度のランクのバレエ団だと、群舞はまちがいなくよいですもん。ソロならDVDやビデオのほうがよく見ることができてよいこともありますが、群舞はやはり生の舞台が一番です。

ところで、本誌では、Kバレエカンパニーの白鳥の湖が絶賛されています。他のメディアでも賞賛されていたのですが、予算の問題上、目をつむっていたわけ。が、有吉京子の「こんな「白鳥の湖」を私は知らない。興味深く、胸騒ぎさえ覚え、目が離せない」とまで書いてあると、やっぱり気になる・・

あと、最近でたザハロワのオデットにボッレのジークフリードという組合せは、考えるだけでも麗しそう。これも見たい。チャイコフスキーの意図に忠実、といわれるブルメイステル版ですね。

ミラノ・スカラ座バレエ団「白鳥の湖」(全4幕/ブルメイステル版)

TDKコア

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ところで、これまで見た中で、一番美しい白鳥だったのが、アナニアシヴィリ。生で見ることができて本当に幸せでした。全幕でなかったのがつくづく残念。どのオデットよりも印象に残っています。アナニアシヴィリの全幕物は、ラッキーなことに、ビデオをもっています。ちょっと古いけど。

ジークフリードを一人あげるなら、1992年とやはり古めなのですが、パリ・オペラ座のデュポン。テレビでみたのですが、一度見たら忘れられないぐらい強烈でした。オデットがピエトラガラで、他にルリッシュと豪華。しかし、デュポンしか目に入らないぐらいデュポンが輝いていました。ジークフリードってタイプじゃなさそうなのに、チャーミングというか、愛嬌があって、ジャンプがすごくて。バスティーユでやっていたものらしくて、とても奥行きのある舞台が印象的でした。1幕から黒鳥が流れるなど、なかなか鮮烈な演出のもの。あれももう一回みたいもの。

マシュー・ボーンの作品は斬新なくせにエンタテそのものだったし、マッツ・エックの凶暴なスキンヘッドの白鳥なんてのもありましたねぇ。ノイマイヤーのもみたいけど、機会はなさそう。

と、どんどんドツボにはまっていくのでした。よくここまでいろいろ見たいものができるものです。

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