月の海

月から地球を見て
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冷戦の終わり

2010年06月04日 02時21分52秒 | 社会風刺
 一昨日、野口聡一さんが乗ったソユーズが
ロシアに着陸した。
ソユーズは東西冷戦中のソ連の時代から
あった宇宙船だ。
 それを思うとすごい事だ。日米欧露が
協力して宇宙ステーションを造り上げる事は
宇宙開発は戦争の兵器開発と同じだと
言っていた冷戦時代には考えられない事だ。
 当時、宇宙開発はアメリカとソ連の軍事
競争でもあった。当時の日本は人工衛星すら
あげられなかった。そんな日本が、現在は
国際宇宙ステーションに参加している。
 国際宇宙ステーションに物資を運んだ
日本のH2Bロケットはスペースシャトルより
重いモノを打ち上げる事ができる。

 話は変わるが、私は以前、NTTにいた頃
仕事でアメリカのシリコンバレーにある企業と
取り引きをしていた事があった。
その時にアメリカから来るメールには私達の
名前の後にsanを付けていた。
その企業は日本とのやりとりも多いので
Mrではなくsanを付けるのかと思っていた。

 しかし、スペースシャトルが宇宙ステーションに
ドッキングする時、野口聡一さんと山崎直子さんが
英語で会話をしているのにnaoko sanとか、
souichi sanとお互いを呼んでいた。
アメリカでは日本人にはsanを付けるのが
ある程度浸透しているのかも知れない。
アメリカの人達もやっと日本という国を
理解する様になったのかも知れない。
 もしそうなら、沖縄の基地問題も理解して
ほしいものだ。
冷戦は終わったのだから、冷戦時代と同じ
数の基地は必要ない。