月の海

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八ッ場ダム2

2009年10月21日 00時02分06秒 | 社会風刺
 おととい、1都5県の知事が八ッ場ダムを視察したとか。
その時、石原都知事と森田県知事はダム建設中止に
盛んに異議を唱えていた。
 私は以前にも八ッ場ダム中止について、このブログで
国交省の役人も内心、建設中止に賛成しているのでは
ないかと書いた。
そして、この1都5県の知事たちも建設中止を政権交代を
喜んでいるのではないだろうか。

 首都圏ではこの何十年か水不足は起きていない。
また、首都圏の水道使用量は年々減少している。
このためこれ以上、利水のためのダムを過剰に
建設する必要はない。
また、治水のための八ッ場ダムの効果はないと
国交省も認めている。
 そのことは1都5県の知事たちも分かっている。
では、なぜ石原知事や森田知事は視察したときに
ダム建設中止に異を唱えたのだろう。
ちなみに新政権になる前から拠出金を拒否していた、
県知事は何も言っていない。

 ダム建設が中止になれば都や県の既に拠出した
1000億円以上の金は、都や県に戻ってくるので
知事たちは万々歳なのだ。知事達の本音としては
ダム建設を中止してほしいのだ。
にもかかわらず知事達はダム建設中止に異を唱える
のはなぜだろう。
 それは地元住民の感情を考えての事ではないだろうか。
建設中止をあからさまに喜んでしまったら住民感情を
逆なですることになり建設中止は難しくなる。

 ハブ空港の件では、あれほどまで激怒していた
森田県知事が、前原国交大臣と会ったときには
満面の笑みを浮かべて握手をしていた。
あの豹変ぶりが理解できなかった。
 しかし、今なら分かる。1都5県の知事たちは表向きは
ダム建設中止に反対を装って裏では前原国交大臣と
笑顔で握手しているのではないだろうか。