一方で、どうしてもアナログ的な機械の魅力に勝てないという点がある。
<カメラ>

ミラーレスが隆盛だ。いずれ買ってみたいとは思う。
しかし、いまのところ一眼レフと入れ替えるほどの魅力を感じない。
ミラーに映った実像をファインダーで覗きながら撮影する。
これは、どうやったってミラーレスには不可能な芸当だ。
映りが同じでも、このプロセスがその気にさせるのだ。
レンズも本体も一眼レフの半額くらいなら購入するが、現状の価格では魅力を感じない。
持ち運んで手軽に撮影する場合、もはやiPhone XRで不足を感じることはない。
解像度は低いけど、ミラーレスよりはるかに軽くて小さい。
一眼レフが滅びることはないだろう。
むしろ、ミラーレスは次の新技術に短期間でとって代わられる徒花となりそうな気がする。
<ハイレゾ>

私の耳ではCD音源との差がわからない。
当たり前だ。
人間の可聴域の外側に特性が伸びているだけなのだから。
レコード(アナログ盤)のやわらかさとははるか遠いところにある、はっきりくっきりした音。
通信環境が良くなって今ハイレゾと呼ばれているサイズの音源が、近い将来陳腐化して、いまのmp3やAACのように普及することはあるだろう。
音が格別素晴らしい「特別なファイル」として重宝される時代は決して訪れないだろう。
ハイレゾ機材とソフトを買い揃えるくらいなら、レコード再生環境を整える方がはるかに満足度は高いだろう。
ハイレゾ売っている人たちは音のプロだから、おそらくそのことには気づいているはず。