
私は、小学生の頃から大東亜戦争に関して熱心に学びはじめ、今なお学習を続けている。
ゆえに、友人からは右翼だと思われがちだ。
しかし、実際は真逆で、究極の平和主義者だと思っている。
学べば学ぶほど、戦争の悲惨さと愚かさを痛感し続けることになるからだ。
ウクライナ戦争やパレスチナ戦争によって世界の不安定さが露呈し、昨今では日本も軍備強化すべきだとか核武装するべきだなんて意見も散見されるようになった。
しかし、私は全世界から殺戮兵器を全廃した方が良いと本気で考えている。
昨今の世界情勢を考えたら、実現不可能な単なる理想論に過ぎないのは承知している。

しかし、考えてしまう。
アメリカは大東亜戦争で日本に完勝したが、息子を兵士として失った両親は、子供を失って国が勝利したことに心から喜びを感じることができただろうか?
悲しみの方が遥かに大きかったのではないだろうか?
あの戦争を起こしたのは確かに政治家や軍人や資本家だ。
だが、戦争を賛美し後押ししたのは間違いなく大多数の国民だ。
そのことが一番重要だと感じている。
つまり、いま軍拡やロシア・中国との対立を煽るような発言をしている人が、再び戦争の惨禍を呼び寄せる原動力となってしまうかもしれない。
おそらく、彼らはしっかりと多角的に大東亜戦争を研究してはいない。
私は強くそう感じる。
なにせ、一昔前までは大東亜戦争を語るだけで右翼とレッテル貼りされる風潮だったのだから…
私は心から戦争行為が世界から消えて欲しいと願っている。
もちろん、それが人間の性として不可能なことは歴史を学んで承知している。
それでもなお、私は戦争撲滅の理想を捨てず、死が私を解放するまで理想主義者として貫ぬいていこうと決めている。
まったく無力なのは百も承知している。
しかし、その平和への願いが、私の人生観のコアとなってしまっているのだから仕方がない。