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音でなく、「音世界」が出現する♪  2021-02-28

2024年03月05日 | 音質のために

OHの必要性はだいぶ、浸透してきたように思うけど、

相変わらず、OHのロゴ分けが出来ていないと思う。

オーバーホール(英語: Overhaul)とは、機械製品を部品単位まで分解して清掃・再組み立てを行い、新品時の性能状態に戻す作業のことである。

新品時の性能状態に戻す作業とあるわけなので、

例えば、全半田増し・全電解コンデンサ交換を行っていない作業は

オーバーホールではないのだけど、オーバーホール済という紹介をしてあるのを

オークションでよく見かける。

多くの業者が(メーカーを含め)

半田増しの手間の煩雑さもあり、全半田増しも行わないが

全コンデンサ交換など行わない。

これは、何かあったときに、機器1台弁償しなきゃいけないというリスクがあったり

(単に、技術不足なのであるが)

音が変わる・・から、(単にコンデンサの傾向を聞きわける耳がないため、ベストマッチのものを選択できないのであるが)

などと誠しやかな、いいわけをしているときがある。

そして、もう一つあるのが、メーカーの部品や「音造り」が「最善」であると思い込まされているということ。

コンデンサのチョイスだけを言うのなら、

OHの範疇にはいってくるが、

これでさえ、ベストマッチしたコンデンサを選ぶと「新品時以上」の音になる。

ところが、もっと良い音を求めるとなったとき、

音質改善・LTD化・Blue化などとまだまだ、改良の余地があり

こうなってくると、

「メーカー由来の音のままでは、もったいない」となる。

当方のアンプはですが・・・・

********

調べて行くと初段のダブルトランジスタも壊れている様なので日本製のトランジスタに置換えて対応です。

音が出る様になりましたのでまずは何時ものごとく電解コンデンサ交換や半田増しの実施です。
 
オーバーホール後音を聴いたときにはなかなか良い音が出るなと思って聴いていましたがエージングで使用するには問題が有る事に気が着きました。
なんとCDプレーヤーを替えても同じ音が出てきます。音が良くても何もかもハーマンカードンの音に成ってしまっては意味が有りません。
とにかく癖のない素直な音が出る様に改造です。



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最初は作業が簡単な基板上の部品交換からです。基板上のトランジスタ・ダイオードを除きコンデンサ抵抗は全てクリアな音を出す事を目標に交換です。


031_20150111150714cc5.jpg 
基板上の部品交換だけでは思うような音に成らないので今度は出力回路側のパワートランジスタや抵抗・コンデンサも全て交換です。

ここまで部品の変更を行ってやっとCDプレーヤーの違いや・音質改善の効果を確認できるように成りました。
どうも一番音に影響していたのは出力に使用していたパワートランジスタのように思えます。

RCAの入力コネクタも錆が酷いのでかなり前に購入していた真鍮削り出しにロジュウムメッキを施した物に交換しました。

もとの部品は筐体・トランス・ドライバー段のトランジスタ・ダイオードのみと成ったので外観はCITATION16Aですが音も中身も全く違う別物のアンプです。

CITATION16Aを使い始めて数が月後に前に使用していたL-580を聴く機会が有りましたがL-580の低音の力強さが無いと感じる位の性能の良さを認識しました。
古くても当時のフラグシップ機と言われる物はちゃんと整備すれば今でも十分通用する基本性能を持っている事が判ると共に、これで安心してエージングに使用出来そうです。

***********

ここで、重要なのが

とにかく癖のない素直な音が出る様に改造です。

コンデンサ抵抗は全てクリアな音を出す事を目標に交換。

と、いう事です。

2行しか説明していないので、

ピンとこない人が多くいると思うのですが

アンプにしろ。SPにしろ。ケーブルにしろ。

この2行がポイントです。

それは実際にあった話ですが、

率直なケーブルを使用したら「音が良くない」とおっしゃる方がいたのですが、

この方のシステムのうちCDPはOHすらしていないものです。

ここで、代理はピンときます。

そのケーブルを使用したら、CDPの能力そのままの音を抽出してきます。

つまり、ケーブルが悪いのではなく、CDPの音がもうぼろぼろなのですね。

このことを踏まえて考えると

アンプにしろ。SPにしろ。ケーブルにしろ。

この2行がポイントです。

と、いう意味合いがはっきりしてきます。

CDPのOHや音質改善・LTD化・Blue化などを行うと

CDのデーターを忠実に再現してきます。

これにより、CDにこれほどのデーターが入っていたのだと判ることになるのです。

その「音世界」は類稀なもので、限りなく「自然・生」に近い状態になります。

そうなったとき、

アンプにしろ。SPにしろ。ケーブルにしろ。この2行がポイントです。

と、いうタイプでないシステムになると

かえって、CDPからの音を殺してしまい、不自然・生でない音が

出てくるわけです。

例えば、

素のままのCDPの能力が50くらいだとすると、

きっと、やっきになって、アンプをよくしたり、SPをさわったり、ケーブルをかえたりと

システム造りを行うと思います。

すると、不自然なれど(ここは、自然な音を聴いてないと不自然とは判らないでしょうけど)

そこそこの音がでてくるようになったと感じます。

すると、音は80~90という状態になったとします。

ところが、

グレードアップしたCDPから出てくる音は、200とか、300とかあるわけで、

これは、もう「音」でなく「音世界」という立体感や実在感のあるものなのです。

それをそのまま、SPまでもっていこうとしたとき

まず、アンプの問題。

とにかく癖のない素直な音が出る様に改造です。

コンデンサ抵抗は全てクリアな音を出す事を目標に交換。

が、出てくるわけです。

先のたとえでいえば

50くらいのCDPの音を100近くまででるようにするとしたら

他のシステムでいろんな「付け足し」をしているわけです。

そして、そこまで頑張っても、100までいったら恩の字。

あげく、素直なケーブルを使って「ぼろいCDPですよ」とケーブルに告げられても

ケーブルが悪いというくらいですから、元が悪い(CDP)で脚色ケーブルにかえたところで、

最終段階に出てくる音はたかがしれていると思ってしまいます。

ところが、CDPを良くしたら

元が300くらいのところを

他のシステムを率直なものにして

CDPから送られてくるデーターを減衰させないと

筆舌に尽くしがたい「音世界」が出現するわけです。

その減衰になるもとをアンプからとりはらうのが、

とにかく癖のない素直な音が出る様に改造です。

コンデンサ抵抗は全てクリアな音を出す事を目標に交換。

と、いうことになり、

もともと、率直な音をだすタイプのアルテックのネットワークに

低域補完・・拡充を施す。

さらに帯域の細分化を再現するためサイテーション11のほうに・・・・・

*********

本年2015年の本業でドタバタしている間の時間の有効活用に音質改善の実施です。
使用しているボリュームに不満はなかったのですが、手持ちにセイデンの切り替えスイッチの1回路が2個有ったので2個1で24段のアッテネーターの製作です。
スイッチの都合で簡易Lパッドで作りました。
あまり期待はしていなかったのですが、なかなか良くて低音域の張り出しがしっかりとしたのと細かい音の聞き分けが出来る様になりました。

元からアッテネーターが有ったかの様な配置ですが、元々はスピーカーの切り替えスイッチの有った場所です。


RIMG3790.jpg

と、いう具合に

とにかくCDPの性能を最高までアップすると

あとは、ただただ、率直に音を伝えてゆくことを目的にしたシステムになり

実際、そのほうが、良い音になるというか・・・

元になるのが、CDPとCDであり、

CDの音を忠実に抽出し、再現能力をアップさせたCDPにしたら

ものすごいww音世界が出現するわけですね。

頑なにOHもせず、当然、更なる改善も行わないというのは

本当、「邂逅」を得ない生活ということになり

なんだか、もったいないな・・・と

代理は思うのです。



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