カナダ最大の都市トロントを南北に走るYonge Streetを車で流していると、こんな時計台CLOCK TOWERの付いた歴史のありそうな立派な建物が目に留まりました。 いつも気になっていたんです。
ある時、表通りから横道に入り、近寄ってみると、なんとこれはオンタリオ州政府直営の酒屋さんLCBO。 かなり巨大なお店です。
LCBOについては、以前にも紹介したしたことがありますが、オンタリオ州では基本的にウィスキーやリキュールを販売しているのはこの州政府直営の酒屋さんだけ。 かつての日本の専売制とは比べ物にならないくらいの独占企業体です。
とはいいながらも、いくら州政府直営の酒屋さんといえども、本来こんな立派な建物に入っている筈もありません。 実はこの建物自体は1916年に完成した今は使われていない鉄道の古い駅舎Summerhill駅なんです。
こうしてみると、駅前広場を含めて駅の風情がまだ残っていますよね。 Wikipediaによると、1916年の開業時には後の英国国王になるエドワード8世が皇太子Price of Wales時代にご臨席になった、という歴史もあるそうです。 ちなみにエドワード8世は、人妻との恋に走り、英国王の座に就いてから1年も経ずして、欧州情勢が第二次世界大戦直前の風雲急を告げる最中に退位という事で 歴史に名を残された方です。
日本でも東京駅を戦前のオリジナルの姿に戻す工事が進んでいますし、かつては薄暗かった上野駅も昔の駅舎をそのまま活用し、ショッピングとレストランのモールに変身しています。 ニューヨークのGrand Central Terminalなんかはもっと大掛かりな再活用の例ですよね。 街の交通の拠点、唯一の玄関口として時間とお金を掛けて作られた昔の駅舎の建物は、今や文化財として貴重な存在になっています。
一方で、現在LCBOになっているこのSummerhill駅の建物を、逆に元の駅として復活させようとするプロジェクトもTorontoで進んでいるそうです。
LCBO Store
YONGE & SUMMERHILL
10 SCRIVENER SQUARE,
SUMMERHILL SUBWAY,
TORONTO-CENTRAL, M4W3Y9
仕事で飲まざるを得ない時は多かったけど・・!
でも、LCBOの店内を見てまわるのが、すごく楽しくて、
それもお酒好きになった要因の一つ^^
ビールは、SLEEMANのCLEARが、beer初心者? の私には
呑みやすかった。今思うと、ライトな感じだったのかな。
で、お酒[E:wine]好きになっちゃったんですね[E:sign03]
今ロンドン野郎が住んでいる町の中心部にとある静かな本格的Barがあるのですが、そのお店には時たま城アラキさんがみえるんだそうです。 あの城さんがですよ! 元々雰囲気が好きでちょこちょこ足を運んでいたお店なのですが、ある時偶然それを知ったんです。 本物のカクテル[E:bar]が味わえる大人のBar 「Think」さんです。
ちなみに城さんは今「Bartender」を連載中です。
ロンドン野郎もです。
さて、東京駅の復元工事はもう始まっているのですが、
我々がごく当たり前に思っていた三角形のドームは
実は戦災で三階部分が焼失した後、無理やり二階の
上に取り付けた仮の屋根だったんですね。
昔の駅はその都市や地域の唯一の玄関口として顔として
本当にお金と時間を掛けて作られて作られています。
トロントのユニオン・ステーションも素敵な建物ですよね。
CLOCK TOWERのLCBO、いいですよね。店構えも品揃えも。行きつけは、ハーバーエリアにるLCBOの本社ビルに隣接したLCBOで、そこも品揃えはさすがに良いのですが、やはりCLOCK TOWERのLCBOは気合が違いますね。
ハーバーエリアに確かにLCBOの文字がある古いビルがありましたよね。 やっぱりあそこが本社だったんですね。
ブログの方も覗かせて頂きました。 トロントに駐在中なんて本当にうらやましい限りです。 トロントは世代の若い世界中の移民が集まっているので、ある意味ニューヨーク以上に探検のし甲斐のある楽しい街だと思っています。
今のトロントからの情報発信、これからも楽しみにしています。