先月の下田市のコンサートでご一緒した

歌手のA子さんから手紙が届いたのは、
先週の木曜日、
偶然だが「いい夫婦の日」だった。
(そういえば、ステージの袖で写真を撮って貰ったんだ)
便箋に大きめの丁寧な文字が人柄を偲ばせる…
彼女は、
その道では有名な作家の奥さまだ。
やや特殊なジャンルなので私は読んだ事がないのだが、
官能小説や、将棋に関する書物で男性に人気のある作家さんだ。
私だって、名前くらいは知っている。
彼女、A子さんとは、
三年前からコンサートで、ご一緒してはいるものの
プライベートな話はした事がないので、
作家さんとの結婚生活が、どんなだったかを知る由もないのだが、
いつもシャキッと良い着物を着こなされていて、
その佇まいは、凛として美しい…
私なんぞは、とても足元に及ばないほどステキな女性だ。
そのA子さんの手紙を読んで、
やはり、
( 作家が惚れる魅力的な女性だなぁ…)
と言う思いを強くした。
手紙には、今は亡き作家さんとの生活のことも書かれていたが、
小説家に愛される女性は、感性も豊かなんだなぁ…。
しかも、若輩者の私が言うのもナンだが、
言葉のチョイスも個性的で独特のリズム感があって
読む者をグイグイ惹きつける。
“似た者夫婦”という言葉があるが、
彼女と作家さんとは
共通する“何か”があったのだろう…。
また、
来年もお会いしたいなぁ。
その前に礼状を出さねば…。💦
