声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

心を解放する音楽

2022-08-28 15:24:00 | 音楽
少し前、

高齢者施設のデイサービスで、
《ツェッペリンを聴く》企画が受けたというネットの記事を読んだ。

大音響で『移民の歌』や『天国への階段』などヒット曲を聴いた…とあった。


デイサービスと言うと昭和の懐メロや童謡唱歌が定番だが、
団塊の世代以降は、ロックもありだ。


以前、音楽療法を少しだけ勉強した事があったが、
元気な頃の私は、全ての音楽には癒し効果があると思い込んでいた。

ところが自分が病気になった時のこと、

同じ病棟に歌好きなお婆さんがいて、彼女とナースステーションで一緒に歌っていると、
同じ病気で苦しんでいる患者から
「今は歌を聞きたい気分じゃないから」
と言われた。

時には歌が騒音として聞こえる事もあるわけだ。
病気のことで頭がいっぱいで音楽どころじゃない、というのもの事実だと思う。

私のようなノンビリした患者は珍しいのかもしれない。


あれから4年、
術後の定期検診では異状もなく今日に至っているが、

この夏の酷暑とコロナ感染拡大は、
私のような鈍感な者でも、心と身体に疲れを蓄積させた…


昨晩、
夫が酔った勢いでキングクリムゾンを聴いていた。

「うるさくするぞ〜!」

と前置きして、ガンガン鳴らしていた。

普段の私なら文句の一つも言いたいところだが

昨夜は大音響で聴く
《21世紀のスキッツォイド・マン》がサイコーに心地よかった。


「ドラム、めちゃくちゃカッコいい…名前なんだっけ?」

「マイケルなんとかだよ」

「マイケル…ジャイルズか?」

「そうだ、そうだ!」


一気に疲れがぶっ飛んだ。

ロックには心を解放する力がある。

今の私の癒しの音楽はコレだ。
























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