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11月21日(日)廃物利用

2010-11-21 12:32:02 | ★③(は)お父さんの閑話365日(転載)
11月21日(日)廃物利用

カリンジャムをつくった。芯とタネを除いた皮付きの果肉を柔らかくなるまで煮て、その煮汁だけを煮詰めて砂糖を加える。煮汁は最初薄い黄色を帯びた液体であるが、砂糖を入れて焦げないように掻き回しながら煮詰めていると次第に赤みを帯び、粘りがでて全体に泡立った頃合に火を止めると、鮮やかな赤紫色のジャムになる。

煮汁を取った果肉からもジャムは作れるが、ざらざらした感じであまりお薦めはできない。でも大量に残る果肉を捨ててしまうのはもったいない。そこでいつかトルコのイスタンブールの本屋で買ったトルコ料理の本に「カリン甘煮」のレシピがあったのを思い出して作ってみることにした。

まずカリンを洗って皮をむき四つ切にして芯を取る。平鍋にカリンを並べ丁子と取り除いておいたタネを少し散らしてから砂糖(カリン1kgに大して1.5カップ)を加え、蓋をしてとろ火で2~2.5時間煮る。シロップが赤くとろりとなったら火を止める。トルコでは冷ましてから皿に盛りシロップをかけ凝固クリームを添えて供する。

ジャムを作った残りの果肉は皮つきだ。先ずその皮と芯の硬い部分を取り除き食べやすい大きさに切ってからタネ少々と丁子の代わりにシナモンパウダー、砂糖を加えて煮込んだ。すでに柔らかくなっているので煮詰める時間は1時間ほどにした。

火を止めて冷ますと赤く染まったシロップに程よくとろみがつき、ほのかにシナモンの香りがするカリンの甘煮が出来上がった。お茶請けにちょうどよろしい。砂糖とガス代はかかったが廃物が価値ある食べ物に変身して満足している。