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2010年11月12日(金)カリンジャム

2010-11-12 10:01:30 | ★③(は)お父さんの閑話365日(転載)
2010年11月12日(金)カリンジャム

豊作貧乏、豊漁貧乏という言葉がある。出来過ぎ獲れ過ぎで値段が下がり、かえって収入が減る現象をさす。これは商品として流通するものについてであるが、売り物でなくても持て余して途方にくれることがある。今年のわが家のカリンがまさにそうだ。

樹高7mほどある大きなカリンの木に枝が撓るほど実がなった。それが先日の強風に揺さぶられてボタボタ落ちた。傷のないものだけ拾い集めたが、その量が半端じゃない。その上まだ木には数十個の実が残っている。

毎年カリン酒やジャムに加工して利用しているけれども今年はお手上げだ。部屋に数個置いておくと良い香りがする。長持ちする芳香剤であるがたくさんは必要ない。知り合いに配っても高が知れている。かと言って放置してみすみす腐らせるのももったいない。

そこで今年は贅沢なジャム作りに挑戦しようと思っている。作り方は割合簡単である。実の汚れを落とし皮をつけたまま銀杏切りにしてタネを取り除き水に浸す。切って直ぐ水に浸さないと切り口が黒く変色するから、切った片っ端から水に入れることが肝心である。

切り終わったら水を切り、量に応じて用意した鍋に移しひたひたの水を加えて加熱する。煮立ったら中火にしてさらに20~30分煮込む。実が柔らかくなったら漉して煮汁だけを残し実は捨てる。煮汁に砂糖を加えて煮詰める。砂糖の分量はカリンの重量の30%が目安。全体に泡立ち汁の色がきれいな紅色になったら火をとめて冷ませば出来上がりである。このジャムはカリンの量に比べると少ししか出来ないので贅沢なジャムである。原料になるカリンの重さの3割弱だろう。