気まぐれ野帳(下関市在住おやじ土地家屋調査士の業務日誌)

山口県下関市在住のオヤジです。何気なく目にした測量の現場や日常の風景なんかの写真を気ままに綴っています。

オヤジ 刻印(きざみ)について考える

2013年03月15日 | 杭打作業
昨日は、下関市小月茶屋の現場で杭打ち作業をしました
チイと寒かったです



たまに現場にある刻印(きざみ)ですが、プレート打設できるのに
刻印(きざみ)で代用するのは、いろんな意味があるように思います
経費的なことと、現地形状により打ちにくい場合



それともう一つ考えられるのが、いわゆる方向線として刻印(きざみ)を使う場合
今回の現場の場合、方向線の相手方も刻印(きざみ)ですから
刻印と刻印を結んだ線上に本来の筆界点がありますよ、という意味での刻印(きざみ)



ここで想像できるのが、水路(公共用地)との境界確認作業を何らかの理由で省略しているのでは、
ということです
これについては善し悪しは言い難いです

オヤジたち土地家屋調査士は法務省管轄の資格ですがここ数年は志望者が減る一方で
登録を取り消す人は、増えるばかりです

一つには市場の厳しさもあるでしょうが
もう一つの要因に、利害関係者との調整役(ざっくり言うと承諾印のとり役)としての
立場に追い込まれ
嫌になって辞めてしまう若い人が意外と多いのではと思うのです

今回の水路境界確認作業では、隣接者は勿論のこと水路の向かい側の地権者まで承諾印が必要ですし
仮に、用途廃止や付け替えをしようと思ったら
下流の取水権者、水利組合はたまた自治会長の印鑑まで要求されます

オヤジのような気の弱い調査士ですとこれを依頼者に頼むことも出来ず
結局、平身低頭して印取り(鳥)は今日も飛び立つことに

ウーンなんとかならんかのうとつぶやきながら
やる気を振り絞るオヤジであった



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