ローラー作戦

山地番地区のお仕事をするときは、
山土地所在図（此れが地図の替わりになるものですが）を創ります。

色々と調査して頭を痛めて、空白地を埋めてゆきます。
つまりは、ローラー作戦にも似た消去法です。
結果、費用も割高になります。

そしてええ加減なことをすると、忘れた頃にえらい目に遭遇します。
気を引き締めないと谷底に転落するのは、「剣岳」と同じです。

地図が無ければ創る

あれ？ドッか聴いたセリフやな？

映画「剣岳　点の記」の測量士たちは、地図を作るため三角点網図の空白を埋めるため、雪渓に挑んだが、、

山地番の土地には地図が無い

山と耕地が別々に登記されているだけなら、
重複・錯綜に気をつければよいだけで、さして問題とはならないのですが、、

長州藩からの歴史的経緯からか、未だに本当の原因は不明らしいですが、
山地番の土地には、原則、地図、公図といった類のものが、有りません。

此れは登記所に無いだけでなく、あらゆる関係機関に無いのです。
困ったコッチャ！

山口県特有の山地番問題

山口県特有の山地番問題

て何のこと？
山口県の業界関係者ならよく知っている。
つまり
山口県の多くの地域では登記された地番に
山地番と耕地番というのがあって
コンピューター化された現在でも、登記事項証明書
地積測量図、等は別々に管理されています。

何ともややこしいことです。